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思いがけない出会いに恵まれる 活気あふれる場所

2026.01.14

配信

2024年に駐在員としてベイエリアにやってきた佐野陽平さん。仕事では新規事業開発やスタートアップへの投資を行い、プライベートは家族とともにアメリカでの生活を楽しんでいる。そんな佐野さんに、ベイエリアでの現在の暮らしについて伺った。



ベイエリアに住むことに なったきっかけ

新規事業開発およびスタートアップへの投資・協業をミッションに、2024年10月からベイエリアに駐在しています。SRIという研究組織の一部であるNSICという部署に所属し、イノベーション手法を学びつつ、新規事業開発とスタートアップへの投資業務を行っています。

 ベイエリアに最初に来たときの 印象  


シリコンバレーはテック系のメッカであり、ウェイモに代表される自動運転やドローンによる自動配送など、最先端技術が集積する地域と思っていたので、高層ビルが立ち並ぶ大都会を想像していました。しかし実際に訪れてみると、想像以上に自然が豊かで、そのギャップに驚かされました。

 ベイエリアの今の印象  


自然とテクノロジーが共存している面白いエリアです。さまざまなバックグラウンドの方が集まっているので、人と出会うたびに新しい発見があり、飽きないです。さまざまな国籍の人々が暮らしているため、日本人に対しても親切で気さくな方が多く見られます。特に子どもに対して非常に寛容な文化が根付いており、家族連れでも安心して過ごしやすい環境だと感じています。



 あなたにとって、ベイエリアはどんな場所ですか  


技術・資金・人材が集まる、非常に活気のある場所だと感じています。人と人を積極的につなげようとする文化があり、思いがけない出会いに恵まれる機会も多く、日々刺激を受けています。

 どんなお仕事をされていますか  


新規事業開発およびスタートアップへの投資、協業推進をミッションに活動しています。当社が攻めるべき新規事業案を作るために、イベントや学会に参加し、市場調査をしています。魅力的なスタートアップがあれば、技術調査と協業案を考えて本社関連部署に提案しています。もともとは化学系専攻で、有機合成が専門でした。大学院では、色素増感太陽電池と呼ばれる有機系太陽電池の素材の研究を行っていました。研究よりは営業の方が向いていると思い、営業職としてキャリアを積んでいましたが、気づけば研究職になっており、将来は読めないなぁと実感しています。

 その道に進んだきっかけ  


社内公募制度で、ベイエリアで活動できるポジションがあり、ベイエリアや米国で働くことに憧れがあったので、応募しました。

 英語を使って 仕事をすることについて  


英語という言語そのものよりも、その背景にある文化や価値観を理解することのほうが、興味深くもあり、同時に難しさを感じる点です。こちらでは、相手への配慮や前向きな姿勢を重視したコミュニケーションが求められる場面が多く、日本の謙遜を大切にする文化との違いに、最初は戸惑うこともありました。現在も日々学びながら、試行錯誤を続けています。

 英語での成功体験・失敗体験  


「What’s new?」と声をかけられ、「このTシャツ新しく買ったんだ!」と答えたところ、笑われてしまったことがあります。また、空港の入国手続きで係官が親指を立てたため同じように返したところ、実は親指の指紋を取るよう促すジェスチャーだった、という勘違いもありました。失敗談は尽きないですね。

 あなたにとって仕事とは  


自己実現のための方法の一つです。プライベートも大切ですが、それと同じぐらい仕事も大切だと思います。さまざまな経験をしてきた中で、この経験をどう社会に還元できるのか、日々考えています。

 子どもの頃になりたかった職業  


ケーキ屋さんです。甘いものが好きなので。

 もし、いまの仕事に 就いていなかったら  


絵心がなかったので諦めたのですが、デザイナーになりたかったです。特に文房具や筆記用具のプロダクトデザイナーです。もしくは、トリマーさんでしょうか。ワンちゃん好きなので。ビジネス側の人間なので、そういった手に職のある方々を尊敬しています。

 現在の住まい  


サンマテオのアパートメントで暮らしています。ダウンタウンに行けば、日用品の買い物に困らないですし、周辺には公園も多く、生活環境としてとても便利です。サンフランシスコとサンノゼの中間に位置しているため、どちらにもアクセスしやすく、空港が近い点も魅力です。サンマテオを住まいに選んで良かったと感じています。

 休日の過ごし方  


休日は基本的に家族で出かけています。子ども向けの施設は一通り訪れたため、最近は州立公園など自然を感じられる場所へ足を運ぶことが多くなりました。



 ベイエリア、および近郊で 好きな場所  


「カリフォルニア科学アカデミー」です。水族館やプラネタリウム、熱帯雨林の展示、化石や恐竜など、幅広いテーマが一体となった施設で、飽きることがありません。子ども向けの施設でも、科学的な解説が丁寧ですし、子どもの好奇心を引き出す工夫が随所に見られます。私も一緒に楽しんでいます。

 お気に入りのレストラン


「サイゴン・シティー」というベトナム料理店のフォーが好きです。突出して特別な一品があるというよりも、全体的に安定しておいしく、気軽に立ち寄れる点が魅力です。

 よく利用する日本食レストラン  


せっかく海外にいるので、日本食レストランにはいかないようにしています。

 もし、100万ドル当たったとしたら  


個人投資家として、活動します。全額使います。

 日本に戻る頻度  


1年に1回です。(昨年12月に帰国しました)

 最近日本に戻ったときに感じたこと  


電車に乗った時、日本の皆さんの顔が疲れていました。ベイエリアではみんな生き生きとしているというと大げさですが、エネルギッシュな気がします。

 日本へのお土産  


ギラデリのチョコ。SFのギラデリショップの限定品などが喜ばれました。あとはスポーツクラブのキャップですね。

日本から持ち帰ってくるもの  


九州の甘口醬油です。ここでは手に入らないです。

ベイエリア生活で、不便や不安を感じるとき  


日常生活では大きな不便を感じることはありませんが、緊急時の対応については不安を覚える場面もあります。子どもが蜂に刺された際、救急病院に行くべきなのか、どこを受診すればよいのか判断に迷い、焦ってしまいました。海外での生活では、万が一に備えて医療機関や緊急時の対応方法を事前に調べておくことの重要性を、あらためて実感しています。

 日本に郷愁を感じるとき  


特に感じないです。甘口醬油がなくなった時でしょうか。

おすすめの観光地  


サンディエゴが好きです。海も綺麗ですし、大きな動物園が2つもあります。

 永住したい都市  


今のところサンディエゴですが、今年は州外も旅行して、色々な都市を見てこようと思います。

 5年後の自分に期待すること  


誰かをサポートできる人材でありたいです。内容だけでなく、その発言に説得力を持たせれるだけの実績も作っておきたいです。

プロフィール

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SANO YOHEI

1991年大阪生まれ。大阪府立大学院を卒業後、消費財メーカーに入社し、その後、分析機器メーカーに転職。6年間営業に従事した後、同社研究所に異動し米国子会社に出向。新規事業開発とスタートアップへの投資業務を行っている。妻と息子の三人でサンマテオ在住。

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