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仕事も暮らしも 心から充実した日々が送れる場所

2025.04.02

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駐在員としてベイエリアにやってきた馬場崇弘さん。現在はロボタクシーの開発に携わり、世界中の優秀な仲間と仕事ができる環境を楽しんでいると話す馬場さんに、ベイエリアでの暮らしや仕事について話を伺った。



ベイエリアに住むことに なったきっかけ

自動車業界でソフトウェアエンジニアとして働いており、駐在員として2018年に渡米しました。シリコンバレーは最先端の技術が集まる場所であり、当時のプロジェクトにとっても重要な拠点でした。新しい環境に飛び込むことで、スキルアップや視野の広がりを期待していました。

 ベイエリアに最初にきた時の印象  


まず感じたのは、仕事を共にする仲間たちのレベルの高さです。さすがシリコンバレー、世界中から優秀な人材が集まっているだけあり、技術的な知見の深さや議論の質の高さに圧倒されました。また、オープンなコミュニケーションが重視されており、年齢や役職に関係なく自由に意見を交わす文化が印象的でした。さらに、気候が穏やかで過ごしやすく、自然と都市が融合した環境も魅力的だと感じました。一方で、公園や図書館、博物館など、子育てに適した環境が整っていることも印象的で家族で新しい体験ができることに楽しみを感じました。

 あなたにとって、ベイエリアはどんな場所ですか?  


ベイエリアは、仕事とプライベートの両軸が成り立つ場所です。最先端の技術に触れながら、世界中から集まる優秀なエンジニアと協力できる刺激的な環境で仕事ができるのは言うまでもありませんが、何より家族との時間をしっかり持てることが、最高の喜びだと感じています。年に数回はカリフォルニアの豊かな自然を満喫しながら旅行やキャンプに出かけ、週末には公園で子どもと野球をしたり、フルーツピッキングやトレイル、釣りなどを楽しんでいます。さらに、趣味のヨットやフルマラソンにも出かけるなど、プライベートもとても充実しています。この場所での生活を通じて、家族との時間をより大切にするようになり、家族の絆が一層深まったと実感しています。特に妻の支えがあったからこそ、ここでの暮らしをより楽しむことができています。ベイエリアは、仕事と生活のバランスを保ちつつ、心から充実した毎日を送ることができる特別な場所です。

 どんなお仕事をされていますか?  


自動運転ロボタクシーサービスを提供するZooxという会社で、ソフトウェアエンジニアとして働いています。Zooxは、自動運転技術を活用した次世代のモビリティを実現するために、車両の設計、システムの開発、タクシーサービスの運営までを一貫して手がけている企業です。私の主な業務は、自動運転システムのソフトウェア開発で、安全でスムーズな走行を実現するためのアルゴリズムの開発などに取り組んでいます。自動運転技術は日々進化しており、特にシリコンバレーでは最先端の技術が集結しているため、挑戦のしがいがある分野です。また、チーム内ではエンジニア同士の知識共有が活発で、異なる専門分野のプロフェッショナルと協力しながら開発を進められるのも魅力の一つです。技術的な探求だけでなく、実際に街中を走るロボタクシーの未来を形づくる仕事に携われることに、大きなやりがいを感じています。

 英語を使って仕事をすることについて  


正直なところ、英語は得意ではないので、細かいニュアンスを伝えたり理解したりするのに苦労する場面もあります。それでも英語を共通言語とすることで、世界中から異なるバックグラウンドを持つ人たちが集まり、一緒に仕事ができるという面白さを感じています。異文化の中で働くことで、自分とは異なる視点や考え方に触れる機会が多く、それが新しい発見や成長につながっています。言葉の壁はあるものの、それ以上にグローバルな環境で働くことの魅力を感じています。

 あなたにとって仕事とは?  


私にとって仕事とは、より良い世の中をつくるために、自分なりの貢献ができる機会です。自動運転技術は交通事故の削減、移動の自由の拡大、環境負荷の低減など、多くの社会的課題を解決する可能性を持っています。その最前線で働くことは、単なる技術開発以上の意味を持ち、自分の仕事が将来的に社会にどのような影響を与えるかを考えると、大きなやりがいを感じます。また、仕事を通じて新しい知識を学び、成長し続けられることも大きな魅力の一つです。日々の挑戦やチームとの協力を通じて、自分自身の視野が広がり、技術者としてのスキルだけでなく、人としての成長にもつながっていると感じています。社会に価値を生み出しながら、自分自身も成長できる場…それが、私にとっての仕事です。

 子どもの頃になりたいと思っていた職業  


子どもの頃、海外駐在の経験もあるエンジニアだった父の姿を見て、自分も将来は海外で活躍できるエンジニアになりたい と思っていました。父が海外で仕事をする姿はとても印象的で、技術を通じて国を越えて活躍できるエンジニアという職業に憧れを抱くようになりました。また、父の話を聞くたびに、異なる文化の中で働く面白さや、世界の最前線で技術開発に携わることの魅力を感じていました。その影響もあり、自然と理系の分野に興味を持ち、エンジニアとしての道を選びました。自分も海外で働く立場となり、子どもの頃に描いた夢が実現していることを実感しています。まだまだ学ぶことは多いですが、グローバルな環境で成長し続けることを楽しんでいます。

 もし、いまの仕事に就いていなかったら  


子どもの頃から日本史が好きで、歴史に強い興味を持っていたので、もし今のように技術者として働いていなかったら、歴史を研究するような仕事に進んでいたかもしれません。特に、戦国時代の出来事、歴史上の人物の決断や戦略に魅力を感じ、書籍を読んだり史跡を訪れたりするのが好きでした。歴史には、人々の生き方や社会の変化の背景が詰まっていて、現代にも通じる学びがあると思っています。仮に歴史の道に進んでいたら、大学や研究機関で歴史学を専門的に学び、史料を分析しながら、新たな歴史の解釈を探るような仕事をしていたかもしれません。実際には技術者としての道を選びましたが、歴史への関心は今も変わらず、時間があるときには本を読んだり史跡を訪れたりしています。技術と歴史は全く違う分野のように思えますが、「過去から学び、未来を創る」という点では共通しているのかもしれません。


 よく利用する日本食レストランはどこですか?  


バークレーにある「Mitama」によくお世話になっています。オーナーシェフがとても親切で気さくな方で、本格的な日本食を楽しめるのが魅力です。寿司や刺身は、ネタの質が高く、一品一品が丁寧に仕上げられています。また、味噌カツもお気に入りの一つ。濃厚な味噌だれがカツにしっかり絡み、ご飯との相性も抜群で、名古屋の味を思い出します。

 日本に戻る頻度  


年に1回、夏休みに日本へ帰省しています。帰国の際は、家族や友人と再会するのを何より楽しみにしています。また、家族で国内のさまざまな場所を旅行し、その土地ならではの食べ物を味わい、温泉に入り、博物館や史跡を巡るのをとても楽しみにしています。旅行を通じて、日本の文化や歴史に改めて触れることで、新たな発見があるのも魅力の一つです。昨年の帰国時には、瀬戸内で漁師体験に参加し、漁船に乗って鯛の漁を経験 しました。普段はなかなかできない貴重な体験で、実際に網を引き上げたり、新鮮な魚をその場でさばいてもらって食べたりと、漁の大変さと同時に、海の恵みへの感謝を実感しました。こうした体験を通じて、子どもと一緒に日本の伝統的な産業に触れられるのも、帰国時の楽しみの一つです。

 座右の銘  


孔子の「之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」です。物事は、楽しんで取り組むことでこそ、より大きな力を発揮できるという考えに共感しています。仕事でも何事にも、自分なりに楽しむことを大切にしています。

プロフィール

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Baba Takahiro

ロボタクシーを開発するZooxでソフトウェアエンジニアとして働く。日本でキャリアをスタートし、2018年に渡米。自動運転技術のソフトウェア開発を専門とし、最先端の技術に携わる。幼少期に海外で活躍する父の姿に憧れ、グローバルな環境で働くことを志す。オフの時間は家族とアウトドアを楽しんだり、ヨットやランニングでリフレッシュしたりして過ごしている。

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