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エネルギッシュな場所で 新しいことに挑戦する

2025.06.04

配信

キャリアアップを求めてベイエリアにやってきた水田ゆきさん。製品の使いやすさを研究する仕事をしながら、プライベートではダンスや筋トレ、おいしいクラフトビール探しを楽しんでいる。そんな水田さんにベイエリアでの暮らしについてお話を伺った。



ベイエリアに住むことに なったきっかけ

2008年に、大学の編入生としてアメリカのニューメキシコ州に渡りました。それが私の渡米の第一歩です。大学を卒業した後は、まずロサンゼルスの会社に就職し、キャリアアップを求めて2011年にベイエリアへ移住しました。

 ベイエリアに最初にきた時の印象  


はじめてサンフランシスコを訪れたのは2009年の5月末でした。カリフォルニアといえば温暖な気候で、ヤシの木とビーチが広がるイメージを持っていたため、半袖とショートパンツしか用意していなかったんです。その格好でアルカトラズ島へ行った時の寒さは今でも忘れられません。想像していたカリフォルニアとは少し違いましたね。

 あなたにとって、ベイエリアはどんな場所ですか?  


ベイエリアは、常に新しいテクノロジーが生まれるエネルギッシュな場所だと感じています。世界中から人が集まっているので、多様な文化に触れられるのも大きな魅力ですね。日々新しい発見があります。個人的には南イーストベイやサウスベイ、ペニンシュラといった比較的暖かいエリアに長く住んでいるので、サンフランシスコは今でも少し肌寒く感じることがあります。

 どんなお仕事をされていますか?  


製品をもっと使いやすくするための研究開発の仕事をしています。具体的には、人間工学やヒューマンファクターズ、ユーザーエクスペリエンス(UX)といった分野の知識を活かして、「どうすればユーザーがもっと快適に、直感的に製品を使えるか?」という視点から、製品の企画や開発、デザインを改善する提案をしています。ユーザーにとって本当に価値のある製品作りを目指しています。

 その道に進むことになったきっかけ  


もともとは、半導体分野で機械設計のエンジニアをしていました。製品設計を担当していたのですが、その中で、工場での組み立てミスなど、いわゆるヒューマンエラーを減らすための設計手法を学びました。設計次第で人の行動を良い方向に導ける、という点にすごく興味を持ったんです。それがきっかけで、人間工学やヒューマンファクターズといった「使う人」を中心にした考え方を学び、今の分野にキャリアチェンジしました。

 子どもの頃になりたいと思っていた職業  


子どもの頃はアイスクリーム屋さんで働きたかったです。理由は、好きなだけアイスクリームを食べられると思っていたから。でも、今はそれほど甘いものが好きではなくなったので、夢を諦めたことに後悔はありません。

 現在、どんなおうちに住んでいますか?  


コンドミニアムを借りています。家を選ぶときに一番重視したのは、職場への通いやすさです。これまで何度か転職や引っ越しを経験しましたが、通勤時間は常に最優先事項ですね。あとは、趣味のジム通いに便利な場所であることと、安心して暮らせる地域であることもポイントでした。

 休日はどんなふうに過ごしていますか


体を動かすのが好きなので、休日はジムで筋トレをしたり、ダンススタジオで汗を流したりすることが多いですね。ダンスは学生時代から続けている趣味なんです。あとは、クラフトビールが好きなので、近所のブルワリー(ビール醸造所)やビアバーを開拓するのも楽しみの一つです。新しいことに挑戦したり、まだ行ったことのない場所へ出かけたりするのも好きで、アクティブに過ごすことが多いです。



どんなダンスをしていますか?  


日本の大学時代は、体育会の部活で社交ダンス(ラテン)をやっていました。結構真剣に取り組んでいて、学生の競技会で入賞したり、優勝したりしたこともあります。アメリカに来てからは、バーやダンススタジオで開催されているソーシャルダンスのイベントで、サルサやバチャータを踊っています。ダンスを通じてたくさんの友達ができたのも、ソーシャルダンスのいいところですね。


 お気に入りのレストランは  


ベトナム料理、地中海料理、中東料理が好きで、そういったレストランによく行きます。ベイエリアは多様な食文化が楽しめるので、おいしいお店を探すのが尽きない楽しみですね。

 よく利用する日本食レストランはどこですか?  


実は、普段あまり日本食レストランに行く機会は少ないんです。が、最近サンノゼのダウンタウンにオープンした『JapaCurry』がとてもおいしくて、ぜひまた行きたいと思っています。

 日本に戻る頻度  


姉が一人いるのですが、彼女もアメリカに住んでいるので、日本の両親を安心させるためにも、年に1〜2回は日本に帰るように心がけています。


 最近日本に戻ったときに思ったこと、考えたこと、感じたこと  


日本の夏は蒸し暑くて苦手なので、いつも春や冬に帰国しています。しかし、昨年10月に帰国した際、予想以上に暑くて驚きました。「これが温暖化の影響なのかな…」と少し心配になりましたね。

 日本へのお土産は何を持っていきますか?  


日本でも認知度が高く、かつ日本では手に入りにくいものを選ぶようにしています。例えば、アメリカの季節限定キットカットや、ブルーボトルのトートバッグなど、分かりやすく、かつ珍しいものが喜ばれる気がします。

 現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき  


ベイエリアに限ったことではないのですが、車社会であることや、お店が早く閉まってしまうことは少し不便に感じます。

 日本に郷愁を感じるとき  


ソーシャルメディアで日本のおいしそうな食べ物の情報が流れてくると、特にホームシックになります。日本の「食」はやっぱり魅力的です。

 ずっとベイエリアに 住み続けたい?  


ベイエリアは魅力的ですが、特に「ここに永住したい!」と決めているわけではありません。もしチャンスがあれば、ベイエリア以外の場所、それこそ世界のどこへでも行ってみたいという気持ちがあります。ただ、希望を言うなら、日本への直行便がある都市で、雪が降らず、湿度が低い場所だとうれしいですね。

 これから挑戦してみたいこと  


これまでは海外旅行というと日本に帰ることがほとんどだったので、これからはもっと色々な国を見てみたいと思っています。去年は台湾とメキシコ、今年はベトナムに行くことができました。来年は、本場のドイツやベルギーでおいしいビールを堪能できたら最高だな、なんて考えています。

プロフィール

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Yuki Mizuta

2008年に渡米し、2011年からベイエリア在住。元機械エンジニアで、現在は製品の使いやすさを研究するUX/人間工学関連の仕事に従事。休日は筋トレやダンスなどアクティブに過ごす一方、おいしいクラフトビールを探したり。好奇心旺盛で常に新しいことに挑戦し、ベイエリアの多様性と活気を楽しんでいる。

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