2002年に父親の転勤に伴い渡米したという小谷光慎さん。アメリカの大学を卒業し、プロサッカーも経験した小谷さんは、現在コンサルティング会社を経営し、家族4人でベイエリアに暮らしている。仕事や家族との暮らしについてお話を伺った。
ベイエリアに住むことに
なったきっかけ
父の駐在に伴い、フィリピンやベトナムなど海外を転々とした後、2002年に渡米しました。
ベイエリアに最初にきた時の印象
道路や建物、食べ物のポーションなど全てが大きいと思いました。
あなたにとって、
ベイエリアはどんな場所ですか?
日中は晴天で気持ちが良く、夜は涼しくなるので最高の気候。また、居心地の良いホームでありながら、誰にでもオポチュニティーがありチャレンジできる聖地。
どんなお仕事、
活動をされていますか?
2018年にコンサルティング会社を立上げ、アメリカの顧客ニーズに対して日本の優れた製品・技術を提供する活動をしております。
自分の専門分野について
教えてください
専門分野は医療機器に使われる部品を取り扱っております。
その道に進むことになったきっかけ
アメリカの大学を卒業後、約15年間大手米国製造メーカーや大手日系製造メーカーの米国法人にて技術営業をしてきました。長年築いた信頼で幅広い顧客ネットワークを持ち、主要大手の顧客からも開発製品の相談を受ける機会が増え、2018年に医療機器に特化したコンサルティング会社を設立しました。
英語を使って仕事をすることについて
アメリカでビジネスをするにあたり、英語を話せるようになるだけではなく、アメリカの商習慣(ビジネスカルチャー)を理解し身につける必要があると思います。英語・日本語は、日米ビジネスの架け橋になる仕事に欠かせないツールのひとつです。
あなたにとって仕事とは?
自分の強みや特徴をいかし、社会への貢献をミッションとしております。日本の最先端技術を必要するアメリカ企業と、アメリカ市場の進出を目指す日本企業を手助けする事で、Win-Winな関係が生まれ、日米経済が活性化します。また、専門分野は医療機器なので、私自身は医療従事者ではないですが、間接的に人の命を救っているので、自分が起業した仕事に責任と使命を感じております。
子どもの頃になりたいと思っていた職業、理由も教えてください
幼少の頃から20代半ばまでサッカーをし、プロサッカーも経験しました。今では子ども達が習っているスポーツのコーチをしています。
もし、いまの仕事に
就いていなかったら
20代の頃から起業や会社経営に興味は持っていたので、どんな形にしろ起業はしていたと思います。
現在、どんなおうちに
住んでいますか?
サウスベイの二階建てです。趣味はDIYなので、常にどこか修理してます。
休日はどんなふうに
過ごしていますか
家族(妻、娘、息子)と過ごしています。友人家族を招いてBBQをやったり、子ども達の習い事や行事などで忙しく過ごしています。
ベイエリア、および近郊で
好きな場所
サンタナロー。雰囲気が良いので散歩したり、お茶したり、カフェテラスでブランチしたりできる場所です。
お気に入りのレストランは
Los Gatos Caféです。キッズフレンドリーで、クラシックなアメリカンブレックファーストが楽しめます。
よく利用する日本食レストラン
今はなきリンガーハット。昔はアルバイトしていた事もあり、よく行っていましたが閉店してしまい残念です。
もし、100万ドル
当たったとしたら
育ててくれた両親にあげます。
日本に戻る頻度
出張で年に数回。
最近日本に戻ったときに
感じたこと
アメリカのカスタマーサービスには慣れていますが、日本に行く度に日本の接客のクオリティーの高さにはいつも驚きます。それと共に、日本の暗黙のルールの多さにも驚きます。
日本へのお土産に持っていくもの
Trader Joe’sの調味料やお菓子、エコバッグを持っていきます。
日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
アメリカには売っていない家電や日用品、和菓子。
現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき
20年前に比べ人口増で渋滞が増えたと思います。
現在のベイエリア生活で不安に感じること
物価や住宅市場が上がり続けているので、今後は偏った層しか住めない地域になるのではないかと不安です。
日本に郷愁を感じるとき
美味しいお寿司が食べたい時や、自宅の湯船に浸かったときに日本を思い出します。
おすすめの観光地
ラスベガス! 輝かしい巨大なホテル、多彩なショーを見たり、買い物に行ったり、美味しいビュッフェを食べに行ったり、眠らない夜の街です。アメリカのスケールの大きさを象徴している街だと思います。
永住したい都市
ベイエリアの居心地が良過ぎて、ここから離れられないです。
5年後の自分に期待すること
家族と過ごす時間をもっと増やし、健康を維持したいです。
座右の書
『成功への情熱』稲森和夫(著)。起業の際は、何度も読み返し、起業や経営のマインドセットを学んだ本です。壁にぶつかった時は今でも読み返します。
これまで見た中で印象に残っている映画
ホームシックの出張中に機内で見たディズニーの『モアナと伝説の海』。主人公のモアナが親元に戻ってきた最後のシーンで一人号泣しました。
最近観て印象に残っている映画
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。スーパーマリオは自分が幼少の頃から好きなのですが、世代を超えて子ども達と一緒に見れたのがうれしく思い出です。
自分を動物にたとえると
目標に向かって突進する姿はまさにイノシシ。
座右の銘
「逆境はチャンス」。ピンチの時こそ本領発揮し立ち向かい、乗り越える事でレベルアップした自分になると信じています。
プロフィール
小谷 光慎
/
Mitsunori Kotani
父の海外駐在に伴い海外を転々とした後、2002年に渡米。アメリカの大学を卒業後、アメリカや日本の大手製造メーカーにて技術営業に従事したのち、2018年にコンサルティング会社MLaVie LLCを設立し、アメリカと日本の架け橋として働いている。