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KOTA流トレーニング - 立林 宏太 -

2024.06.19

配信

Vol.21 目指せ万能アスリート!その1

皆さんこんにちは! 春になり暖かくなり始めたと思ったら、一気に夏の暑さがやってきましたね。外に出る機会も増えると思うので、水分補給に気をつけながら、アウトドアやスポーツを楽しめるといいですね。前回は狙い・意図を明確にしてワークアウトをすることが、効率良く結果を出すために必要なことを説明しました。今回は小さなお子さん、若年層のアスリート、そして複数のスポーツを楽しんでいる方向けに、「狙いを絞り過ぎない」トレーニングについてお話ししたいと思います。さまざまな角度から運動に触れることは、身体能力をバランスよく底上げするだけでなく、怪我のリスク低下などの利点もあります。これを読めば皆さんも二刀流アスリートになれるかもしれません!  

万能アスリートになるためのトレーニングに行く前に、そもそもなぜ大谷選手のように複数の役割を同時に担うことが難しいのかを考えたいと思います。スポーツの要素を大きく3つに分けると、①筋肉の仕事、②心肺、循環機能の仕事、③脳、神経の仕事、となります。車で例えれば、①はエンジンの強さとボディの耐久性、②は燃費の良さ、③は運転手の技術、車体のシステムの効率性、といったところでしょうか? もちろん、現実にはこの3つは完全に分かれておらず、互いに影響を及ぼし合っています。  

①はスポーツにおける出力です。強靭な筋肉を持つことは速く走る、高く跳ぶなどのパフォーマンスの最大化を助けてくれます。またマラソン選手のように、必ずしも筋骨隆々でないアスリートも特定の筋肉を鍛えることは、フォームの安定や使うエネルギーを最小化するために役立ちます。  

②はエンジンが効率良く働くためのエネルギーを供給する能力です。陸上競技のように、距離に応じて最大限のスピードを維持するスポーツはもちろん、サッカーやバスケの試合終了間際まで全力疾走しながら、正確なシュート、パスを行うためにも重要な能力です。  

③はいわゆるスポーツの「上手さ」と言われる部分です。走る、止まる、投げる、跳ぶといった動作をどれだけ効率良くできるかは、あらゆるスポーツの肝です。必ずしも、大きな脚を持ったボディービルダーが速く走れなかったり、マラソン選手が長距離を泳げなかったりするのは、①と② の能力をうまく変換・利用することができないことによるものです。  

次回のコラムではどのようなワークアウトを行うことが、さまざまなスポーツに通用する体づくりにつながるのかをお話しします。



  

立林 宏太(たてばやし・こうた)
神奈川県藤沢市出身。2013年、一橋大学を中退し、カリフォルニアに留学。ここで通い始めたジムで、フィットネスや栄養学で人々の生活をできることに感銘を受け、トレーナーの道へと進む。NASM(National Academy of Sports Medicine)認定パーソナルトレーナー。PN(Precision Nutrition) Level. 1 栄養コーチ。インスタグラム@nintaijuku_fitness、個人アカウントは@kota_tatebayashi
【お問い合わせ】
Email: ktatebayashi@nintaijuku.com
Tel: (408) 836-5523

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