最終回 健康で幸せな生活を送るために大事なこととは?
皆さん、明けましておめでとうございます! 新しい年になり心機一転、何かにチャレンジしている方や、まだホリデー気分でのんびりしている方、皆さんはどんなスタートを切ったでしょうか?
突然ですが、今回が本コラムの最終回となりましたので、自分が一番伝えたいことをお話しさせていただきたいと思います。
本コラムでは、運動によるメリットや重要性について、さまざまな角度からお話させていただき、エクササイズを生活の一部としていくためのコツや工夫についても、情報をシェアさせていただきました。それらの情報は本当に自分が信じているもの、現在の科学の中で立証されているものですが、それらの理論や方法に則って運動をすれば必ず幸せになれるかと聞かれると、なかなか簡単に「イエス!」と言えないこともありました。スポーツは上手で体は鍛えているが、人に優しくなれない人。趣味の運動はエンジョイしているが、友人、家族関係が良好でない人。幸せになるための運動を謳っているからこそ、手段が目的に繋がっているかという部分には、常に疑問を投げかけながらワークアウトと向き合ってきたつもりです。
ただ一つ確実に言えるのは、運動は、やり遂げる達成感、自分の現状に対する劣等感、苦しさを乗り越える反骨心などを与えてくれます。毎週やっている同じようなワークアウトでも、親しい人が亡くなった時、子どもを授かった時など、ライフステージによって全く違う気持ちになるのではないでしょうか? 必ずしもその時プラスに感じなくとも、人生を豊かにしてくれるチャンスを運動は増やしてくれる可能性があると私は思います。
私の好きな言葉に“It doesn’t have to be fun to have fun” というものがあります。本コラムを通じ、時には人によっては耳の痛い話もさせてもらいましたが、今は何も思わなくても、いつか将来「そういえば昔こんなコラムあったなぁ。運動してみようかな」と思ってもらえればとてもうれしいです。
拙い文章でしたが、今までコラムを読んでくださり大変ありがとうございました。皆さんが運動と健康について考える機会につながっていれば幸いです。
立林 宏太(たてばやし・こうた)
神奈川県藤沢市出身。2013年、一橋大学を中退し、カリフォルニアに留学。ここで通い始めたジムで、フィットネスや栄養学で人々の生活をできることに感銘を受け、トレーナーの道へと進む。NASM(National Academy of Sports Medicine)認定パーソナルトレーナー。PN(Precision Nutrition) Level. 1 栄養コーチ。インスタグラム@nintaijuku_fitness、個人アカウントは@kota_tatebayashi
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