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KOTA流トレーニング - 立林 宏太 -

2024.04.17

配信

Vol.19 アンチエイジングのためのエクササイズとは?(その2)

前回のコラムでは、瞬発力(瞬間的に強い力を発揮すること)や最大筋力(どれだけ重いものを動かすことができるか)が加齢によって顕著に低下することから、これらの機能を維持、もしくは向上させることがアンチエイジングに重要であるという話をしました。ちなみにここでいうアンチエイジングは、見た目のシワの少なさやスタイルが良いといったことではなく、身体機能(動くこと)と認知機能(考えること)が若々しくあり続けるという意味です。今回は具体的なワークアウトの方法についてお話ししていきます。  

アンチエイジングの体づくりにおいて、まず考えたいことは日常的な動きをしっかりとこなせるかということです。走る、歩く、しゃがむ、物を持ち上げる、姿勢を維持できるというものです。僕がよく初心者の生徒さんにやってもらうのは、ランジ、プランク、ファーマーズウォークというエクササイズです。これらを「あと2〜5回くらいやったら限界」というところまで行い、次の動きに移るというのを10〜20分ほど繰り返します。ポイントは筋肉がジワジワと疲れる負荷を選ぶことです。もし楽すぎる場合は重りを足したり、中級のエクササイズへとレベルアップさせます。個人差はありますが、ここからワークアウトを徐々に発展させ、土台づくりをします。  

ある程度の筋力がつきはじめたら、瞬発力を鍛えることを意識します。重りを使ったエクササイズではフォームが上手くなっているはずなので、より速く動くことを意識します。同時に踏み台から飛び降りて着地する「ボックスドロップ」という動きを始めます。綺麗に静かな着地を意識することで、身体に筋肉を素早く収縮させる練習をします。プロアスリートも行っているトレーニングで、ジャンプ力向上や怪我予防に効果があります。(マイケル・ジョーダンのトレーナーの本にも載っていて、僕自身も高校時代から定期的に行っています)  

私たちの日常生活はどんどん便利になっていますが、それは元々備わっている身体の機能をあまり使わなくても生きていける時代ともいえます。逆説的ですが、日常の生活に困らないために、普段全くやらないような運動を行い身体を目覚めさせることで、衰え知らずの人生を送りましょう!


  

立林 宏太(たてばやし・こうた)
神奈川県藤沢市出身。2013年、一橋大学を中退し、カリフォルニアに留学。ここで通い始めたジムで、フィットネスや栄養学で人々の生活をできることに感銘を受け、トレーナーの道へと進む。NASM(National Academy of Sports Medicine)認定パーソナルトレーナー。PN(Precision Nutrition) Level. 1 栄養コーチ。インスタグラム@nintaijuku_fitness、個人アカウントは@kota_tatebayashi
【お問い合わせ】
Email: ktatebayashi@nintaijuku.com
Tel: (408) 836-5523

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