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KOTA流トレーニング - 立林 宏太 -

2024.03.13

配信

Vol.18 アンチエイジングのためのエクササイズとは?(その1)

今コラムでは、ことあるごとに「生活をイキイキと過ごすための身体作り」という言葉を使っていますが、この根本には、私たちの身体は何もしないでいると、便利すぎる生活や加齢の影響によって衰えていくという考えがあります。日常生活では得られない刺激をワークアウトを通して得ることで、身体が錆びつかないようにしていくことが必要なのです。では、具体的にはどんな体の機能が年齢や運動不足によって引き起こされるのでしょうか?  

持久走、短距離、ジャンプ、重量挙げなどの年齢別の体力テストの記録を見てみると、瞬発系(立ち幅跳びや垂直跳び)や最大筋力(どれだけ重いものを持ち上げられるか)の低下が持久系の運動に比べて顕著なことがわかります。ということは、これらの運動の低下を防ぐことが若々しい、身体機能を保つために必要だということがわかります。普段から運動をしている人でも、多くの人が大人になってからは全力疾走や本気でジャンプをしていないのではないでしょうか。身体は使わない機能をどんどん削いでいくようにできているので、鍛えないでいると衰えは進行していきます。

ちなみに、65歳以上の人が脚、もしくは腰の骨を折った場合、1年以内に亡くなる可能性は15〜30%といわれています。速く走ったり、高く跳ぶようなトレーニングは、一般生活には必要ないように見えますが、病気以外の原因で健康を阻害しないように、つまづいた時に、瞬発的に身体を動かし、なおかつ体重を支える筋力があることは非常に重要です。  

ここでもう一つ重要な点が、筋力や瞬発力の維持には特別な刺激が必要だということです。ジョキングやヨガではこういった機能の向上は望めないので、目的に沿ったトレーニングが必要です。自分が好きなエクササイズをするのはとてもいいことですが、食事と一緒でバランスをとることは大事です。  

次回は具体的に、どういった「筋トレ」で筋力と瞬発力を鍛えていくかをお話ししていきます。スポーツをしているお子さんがいる人も必見の内容になると思います。


  

立林 宏太(たてばやし・こうた)
神奈川県藤沢市出身。2013年、一橋大学を中退し、カリフォルニアに留学。ここで通い始めたジムで、フィットネスや栄養学で人々の生活をできることに感銘を受け、トレーナーの道へと進む。NASM(National Academy of Sports Medicine)認定パーソナルトレーナー。PN(Precision Nutrition) Level. 1 栄養コーチ。インスタグラム@nintaijuku_fitness、個人アカウントは@kota_tatebayashi
【お問い合わせ】
Email: ktatebayashi@nintaijuku.com
Tel: (408) 836-5523

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