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2026.10.14

配信

2022年にベイエリアに引っ越してきた足立惠美子さん。現在は博士課程に在籍し、卒業論文の研究に取り組みながら、仕事に子育てにと忙しい日々を送る足立さんに、ベイエリアでの暮らしについて話を伺った。



ベイエリアに住むことに なったきっかけ  

 夫の駐在帯同で、2022年にシンガポールから渡米しました。

ベイエリアに最初にきた時の印象

 シリコンバレーと聞いて、高層ビルが立ち並ぶ都市型のエリアを勝手に想像していたので、「あれ、案外のどかだな…」と思いました。

ベイエリアの今の印象

 当初は「ここが好き!」と思える場所がなかなか見つからなかったのですが、今では自分なりのパワースポットをいくつか見つけました。少しはベイエリア人として成長した気がします。

あなたにとってベイエリアはどんな場所?

 こんなにも気候が「自分は幸せだ」と感じることに影響するんだ、と初めて知った場所です。青い空、清々しい空気。ここに住んで、気候が人の心に与える影響の大きさを実感しました。

どんなお仕事、活動をされていますか

 現在は博士課程の学生として、博士論文の研究にかなりの時間を使っています。並行して、組織・人事領域のコンサルティングや、キャリア・エグゼクティブコーチング、高校生や大学生向けのキャリア教育にも携わっています。日本のお客様の「超朝活」の時間帯にこちらから対応できるのは、時差の面白いところだなと思っています。 こちらに来てからは、家族との時間や日々の暮らしも大切にしたいと思うようになり、主婦業や母親業も楽しくなってきました。補習校の「ほうかごクラブ」のお手伝いもしていて、子どもたちがかわいくて仕方ないです! また、友人と海外で活躍する日本人のライフストーリーを紹介するポッドキャスト「Beyond Home」も配信しています。

自分の専門分野について教えてください

 30代半ばまでは、投資銀行でインベストメントバンカーとして、M&Aや企業の資金調達などのコーポレートファイナンスを専門としていました。その後、シンガポールへの帯同を機に事業会社の経営企画に転職し、大学院を経て人事領域へキャリアチェンジし、企業人事やキャリア支援を専門としてきました。現在は、博士課程でシステムサイコダイナミクスという、人や組織の中で起きていることを、目に見える行動だけでなく、その背後にある無意識の力学も含めて理解しようとする分野を学んでいます。心理学や精神分析、組織、そして何より「人」について考えることなど、自分が興味を持ってきたことが凝縮されている分野で、出会った時は「これかも!」と思いました。これから自分の専門として、もっと深めていきたいと思っています。

英語を使って仕事をすることについて

 帰国子女でもなく、自力で一生懸命学んできた英語ですが、ずっとコンプレックスがありました。でも、海外で生活し、仕事や勉強で英語を使う中で、「完璧ではないけれど、どうやら伝わっているらしい」という小さな成功体験を積み重ねてきました。今でも英語が得意だとは思っていません。特に雑談って高度だと思うんです。でも、共通理解があると意外と喋れる。そして、「だよね~!」という瞬間がすごく楽しい。妻としての愚痴や、母親としての大変さって万国共通で、「言葉だけじゃないんだな」と思えるようになったのは、私にとってすごく成長な気がします。

英語での成功体験、失敗体験

 失敗体験というわけではないのですが、今でも英語の電話は嫌です(笑)。歯医者や美容院の予約も、電話をかける覚悟が決まるまでに時間がかかります。

あなたにとって仕事とは

 これまでは、自分が成長するため、自分が何者かになるため、何かを成し遂げるため、という気持ちが仕事の中心にあったと思います。これからは、世のため、人のために自分は何ができるのか、ということを仕事の軸にしていきたいです。それがどんな仕事なのかは、まだ分かりません。

子どもの頃になりたかった職業

 子どもの頃は客室乗務員になりたかったです。理由は完全にミーハーで、「なんか素敵!かっこいい!」と思っていたからです。

休日はどんなふうに過ごしていますか

 休日はほぼ家族で過ごしています。娘の宿題を見たり、ファーマーズマーケットに行ったり、夕日を見にウォーキングに行ったりしています。最近はキャロットケーキ作りにはまっています。天気の良い日は、食事をテラスに運んで家族で食べるのも気持ちが良くて好きです。


ベイエリア、および近郊で好きな場所

 サンフランシスコのフェリービルディングと、ハーフムーンベイです。フェリービルディングには娘と私のお気に入りのグルテンフリーベーカリーがあり、そこのスコーンが大好きです。ハーフムーンベイは、海沿いのトレイルを歩いたり、海に足をつけたりするのが気持ち良くて好きです。お気に入りのカフェやレストランもあります。結局、食べ物が大事です。

お気に入りのレストラン

 ベトナム、韓国、インド料理のレストランを開拓するのが好きです。ベトナム料理ならバインセオ、インド料理ならビリヤニやドーサが大好きです。韓国料理はチャプチェ。ベストチャプチェを探し回っています。

よく利用する日本食レストラン

 日本食レストランにはほとんど行きません。あ、でも最近、グルテンフリーのラーメンが食べられるお店を教えてもらって、ベイエリアならではだなと感動しました!

もし、100万ドル当たったとしたら

 茶道をしているので、自分の茶室をつくりたいです。実は以前、同じ質問に「茶室をつくる」と答えて、本当に実現した方がいらっしゃるんです。私もそのジンクスにあやかって、ここで宣言しておきます!

日本に戻る頻度

 娘の夏休みに合わせて、年に1回、夏に帰国しています。

日本へのお土産は何を持っていきますか?

 大定番ですが、シーズキャンディーと、最近はトレーダージョーズのミニバッグが皆に喜ばれますね。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの

 お気に入りの美味しいものをいろいろ持って帰ってきます。

日本に郷愁を感じるとき

 年末年始になると、「お正月料理を食べたいなぁ」「初詣に行きたいなぁ」と思います。桜の季節になると、やっぱり日本の桜が見たいなぁと思います。

おすすめの観光地

 まだまだ知らない場所も多いですが、やはりアメリカならではの壮大な自然を楽しめる国立公園は素晴らしいと思います。ヨセミテに比較的気軽に行けるのも、ベイエリアに住んでいるからこそ。あとは、ナパバレー、ヨンビルで美味しいものを楽しむグルメ旅も大好きです。

5年後の自分に期待すること

 5年後には娘が高校を卒業しているはずなので、茨城にいる両親も含め、家族みんなが元気で仲良く、その節目を迎えられていたらうれしいです。私自身も、子育てにひとつの区切りを感じて、「よくやった!」と少し達成感を味わえていたらいいなと思います。自分のキャリアについては、自分なりの居場所を見つけて仕事をしていたいです。

プロフィール

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Emiko Adachi

米国の大学卒業後、JPモルガン、野村證券にて投資銀行業務に従事。その後シンガポールで事業会社の経営企画に移り、INSEAD Executive Master in Changeを修了。現在は組織・人事コンサルティングやコーチング、キャリア教育に携わる傍ら、博士課程に在籍中。茨城県鹿嶋市出身。夫と娘の3人家族。

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