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人と出会い、コミュニティとともに共存する -ルイス 秋子-

2024.04.17

配信

日本の福岡にルーツを持つ、アメリカ生まれのルイス・秋子さん。大学時代を日本で過ごし、仕事がきっかけでベイエリアに移住した彼女は、ここベイエリアが最も住みやすい唯一無二の場所だと話す。現在は住宅不動産リアルターとして活躍するルイスさんに、ベイエリアの暮らしについて話を伺った。

 

ベイエリアに住むことになったきっかけ

1994年にNECでマーケティングのポジションが決まり、ベイエリアに引っ越してきました。生まれた時からアメリカに住んでいて、大学生の一年間は大阪で過ごしました。

 ベイエリアに最初にきた時の印象  


「ここは夏でも湿気がないのね。息ができる〜!」でした。

 ベイエリアの今の印象  


リビングコストが高く、渋滞もひどいけれど、住むには一番良いところだと思います。

 あなたにとって、ベイエリアはどんな場所ですか?  


ベイエリアの中にはいろんな街や文化が共存していて、自然も豊か、多国籍で素晴らしい食べ物にも出会える、私にとっては唯一無二の場所です。

 どんなお仕事をされていますか?  



住宅不動産売買のリアルターをしています。住居用、または投資用のベイエリアの住宅不動産の売買のお手伝いに、ここ10年ほど携わっています。  

リアルターになる前はNECとAT&Tで働いていましたが、企業で働くより自営で働きたいと思っていました。自営で働きだしてからのほうが、より直接的に人々やコミュニティへの貢献ができていると実感できて、今の仕事のスタイルのほうが私にとってはより充実感があります。

 あなたにとって仕事とは  


私にとっての仕事は、衣食住を整え家族を支えるものですが、時々仕事とプライベートの境界線を引くのが難しい時があります。クライアントの必要に応じて時には週7日間働くこともあります。

 子どもの頃になりたかった職業  


子どもの頃は建築家になりたいと思っていました。私はその建物が秘めている可能性を見つけ出し、またそれを最大限に引き出すことが得意で、このスキルは今の仕事にも役立っています。

 もし、今の仕事に就いていなかったら  


世界のいろんな場所を旅していると思います。もしこれを実現するならば、今の仕事をリタイアするか、世界中を旅行することのできる仕事につかないといけませんが。時々また日本で暮らしてみたいな、とも思います。

 今の暮らしについて  


サンラモンのカリフォルニアハイスクールの近くにある、小さな平屋の一軒家に住んでいます。週末はオープンハウスを開催したり、住宅を探しているバイヤーと一緒に物件を回ったりしています。仕事のないときは泳いだりバイクに乗ったりハイキングをして過ごします。また、プールやオープンウォーター(湖、川、湾や海)で泳ぐことを楽しんでいます。



 ベイエリア、および近郊で好きな場所  


私は海が好きなので海岸線沿いのいろんな場所に行きます。サンタクルズは近くて行きやすいですね。観光をするなら、ベイクルーズをお勧めします。あとはミュアウッズやハンボルトのAvenue of Giants、セコイヤ国立公園でのハイキング。ヨセミテ国立公園の北部にあるTuolumne Meadows。ここは人も少なく絶景のスポットです。あとレイクタホもおすすめです。



 お気に入りのレストラン  


サンフランシスコにあるState Bird Provisionsが好きです。居酒屋のように色んな種類の小皿メニューがあり、どのディッシュも一口食べると3~5種類の異なる風味が楽しめる、お気に入りのレストランです。日本食なら、ダンビルにあるHana Sushiによく行きます。あと、私は福岡にルーツがあり豚骨ラーメンが大好きなので、バークレーの一風堂にもよく行きます。

 もし、100万ドルが当たったら  


半分は投資して、残りの半分は旅行に使いたいです。色んな国を訪れて、その場所の文化に触れたいです。

 日本に行く頻度  


5年おきぐらいです。2020年の1月日本に行ったときは、アジアのいろんな国からの観光客があふれていてびっくりしました。コロナ以降はまだ一度も行けていませんが、今年の5月に行くかもしれません。日本へ行くときは、お土産にピスタチオやアメリカのスポーツチームのTシャツを持って行きます。あとシーズキャンディ。

 現在のベイエリア生活で不便や不安を感じるとき  


週末や通勤時間帯の渋滞がひどいので、移動時間を事前にしっかり計算しないといけないのが不便です。ひどいときはまるで東京の通勤ラッシュと変わらないんじゃないかと思います。以前通勤ラッシュ時に大きなスーツケースを持って移動して、大変な思いをしたのでこれからは絶対にやめようとおもいました。また、ごく一般の家庭が賄える額を超えるようなリビングコストの上昇には不安を感じます。仕事で色んな家庭の住居の売買に関わるので、このリビングコストの急上昇は痛感します。

 日本に郷愁を感じるとき  


秋の紅葉や寒い中の温泉、あたたかい鍋。あと私の名前にも「秋」の漢字が含まれていて、秋は一番好きな季節です。 

永住したい都市  


ここが大好きですのでやはりベイエリアです。あとPNW(パシフィックノースウェスト)も好きなので、どちらにも家を構え、冬はベイエリア、夏はPNWのベリンハムを行き来したいです。

 5年後の自分に期待すること  


自宅のリモデル。また自分のビジネスをさらに大きくすること。毎年2〜3の国を訪れること。

 最近読んで印象に残っている本  


フィクションが好きです。最近ではボニー・ツイ(ベイエリア在住)の『Why we Swim』が印象に残っています。世界中の水泳のストーリーが詰まった素敵な本です。日本の武芸の一つとして古くから伝えられてきた日本泳法についても書かれています。今読んでいるのは『Emotional Intelligence』です。

 印象に残っている映画  


『ショーシャンクの空に』どんな状況でも希望を持ち続ける大切さ、人のやさしさ、長期計画を達成するときの細かな積み重ねの重要さがとても印象に残っています。最近見た中では、『Boys in the Boat (邦題―ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち)』。弱小の大学生ボート部が世界のエリートチームを打ち破る話です。私も大学時代にボート部で活動しました。

 自分を動物にたとえると?  


戌年なので犬。忠誠心があり、やさしく、あくせくせず、食べるのが大好きなところ。

 座右の銘  


『もっとやれば、もっとできる』


プロフィール

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Akiko Lewis 

サンフランシスコベイエリアに30年在住。イーストベイのCompass不動産の住宅不動産売買の専門家・リアルターとして活躍。友人やコミュニティの人たち、娘たちの友人家族と過ごすのが大好きです。

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