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KOTA流トレーニング - 立林 宏太 -

2023.06.14

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Vol.09 目標を決める

こんにちは! 突然ですが皆さんは学生時代、どの教科が好きでしたか? 自分は数学がとても好きでした。与えられた条件をもとに答えを探すのがパズルのように感じられ、他の人と違う方法で答えにたどり着けた時は、特に楽しさを感じられたことを覚えています。実際の社会に出ると、なかなか明確な答えを探せる時ばかりではないのと同時に、「答え」をどう設定するかに迷うこともあります。今回はトレーニングの方法論と同じ、もしくはそれ以上に大事な目標設定についてお話ししたいと思います。  

目標を決める時に自分が大事にしていることは、大きく分けて二つあります。まず一つ目は、目標の具体化と言語化です。例えば、「痩せたい」といった目標があるとします。一般的によく聞くような表現ですが、人によって意味することにはブレがあります。前者の場合は「筋肉量を落とさずに除脂肪体重を減らしたい」「体重は気にしないが、日常生活でのだるさがないようにしたい」などになります。間違っても、「脂肪量は変わらないが、筋肉が減ることで体重が減る」といった意味にはならないはずです。正確な定義づけをすることで、栄養やワークアウトの内容を無駄なく設定することができます。

また、「サッカーをする時のキレを良くしたい」といった目標も「下半身の筋力向上、体幹部の使い方の練習」と言い換えをすることで、具体的なトレーニングプランへの落とし込みがうまくいきます。  

次に重要なのが、現在地を把握することです。ゴール地点が同じでもスタート地点が違うと、プランの優先順位は大きく変わります。「体脂肪を減らすことが目標」の場合でも、筋トレ未経験の方は、重りを使ったトレーニングから始めて、まず筋量を増やすことで代謝をあげ、長期的なダイエットの効率を上げることを優先します。一方、ある程度の経験がありすでに運動を行っている場合は、摂取カロリーの調整や有酸素運動を取り入れることで、直接的に脂肪を減らすことに手をつける場合もあります。実際に食事や歩行数、運動の内容を記録することで見えてくることもあるので、多少遠回りに感じても、まず現状把握に時間を割くことが重要です。  

旅行に行く時と同じで、現在地と目的地が決まることで、初めて交通手段や費用が決められるように、まずは自分がどこにいて、どんな結果が欲しいかを理解するのに時間をかけてみましょう。もしかすると、自分でも考えてみなかったことが本当に欲しいものだったりするかもしれませんよ!

  

立林 宏太(たてばやし・こうた)
神奈川県藤沢市出身。2013年、一橋大学を中退し、カリフォルニアに留学。ここで通い始めたジムで、フィットネスや栄養学で人々の生活をできることに感銘を受け、トレーナーの道へと進む。NASM(National Academy of Sports Medicine)認定パーソナルトレーナー。PN(Precision Nutrition) Level. 1 栄養コーチ。インスタグラム@nintaijuku_fitness、個人アカウントは@kota_tatebayashi
【お問い合わせ】
Email: ktatebayashi@nintaijuku.com
Tel: (408) 836-5523

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