〜 世界で活躍する成功者はなぜ!東洋思想を学ぶのか ~
ほとんどの動物が生まれて一番先に覚えるのは、母親の顔だと言われています。その後の生をより良く生きるための本能であり、同じように、人と人との出会いでまずお互いが直観で分析するのも「顔」なのです。この顔と個性や、素質や性格の探求は、洋の東西を問わず、古くから多くの学者たちの研究心を刺激し、魅了してまいりました。
それを学問の分野まで導いた方が、今から1600年前に、禅の生みの親といわれる「達磨大師」だったのです。いい顔になるためには頭を空っぽにすることだと説いた「達磨禅」が、今や全世界に「マインドフルネス」というかたちでも広がっているのです。
もちろん西洋にも、顔から性格、素質、人格を読みとろうとした人たちがいました。古代ギリシャ哲学者や古代ローマ帝国の知識人の中にも、人相や観相学に夢中になった人も多くいたそうですが、やがて19世紀半ば頃、進化論で有名なダーウィンが「禅宗の僧であり、禅の祖と言われた達磨大師の観相学には注目すべきものがある」と共鳴するに至りました。
昨今欧米では、スティーブ・ジョブズが東洋思想に関心を持つ基盤を作ったと言われており、仏教や禅などの影響を大きく受けた世界的成功者と言われる素晴らしいリーダーが増えました。最近では36年ぶりにロサンジェルスドジャースを優勝に導いた立役者、大谷翔平選手が全世界の人々の心をつかみ尊敬される理由も、東西の倫理観を融合したリーダーシップそのものではないでしょうか。
岡井 浄幸(おかい じょうこう)
一般社団法人「嘉祥流観相学会」代表理事、大導師。人の顔から性質や運命を鑑定する嘉祥流観相学の第一人者。脳と顔と運の因果論をもとに観相学、姓名学、ブレインフェイスボディメイクのアドバイスを行う。講演以外にもテレビ番組や雑誌にも多く出演し、芸能人の鑑定なども行なっている。