～色のもたらす運を知り　おしゃれに生かす～

人間は、五感のなかでも特に視覚が発達しており、動物は食べ物や環境の安全性を判断するのに嗅覚や聴覚を働かせるのに対して、人間はその多くを視覚に頼ってきています。ですから、人は色に対して敏感であり、先祖からのDNAを受け継ぎ無意識のうちに、色からさまざまな情報を読み取ろうとしているのです。 　

特に身近にある“おしゃれ”で最初に考えるのは色ではないでしょうか。それはなぜかといいますと、色は脳に影響を及ぼし、脳相を変えてくれるからなのです。例えば、明るい色の洋服を身に着けた時には、気分まで明るくなったと感じますし、色彩工学的にも色が人の心理に及ぼす影響は詳細に明らかにされており、色がいかに脳の状態、言い換えると“運”とも関係していることがわかるのです。 　

嘉祥流観相学では、人間にとりまして必要な特に三大運（金財運、仕事運、愛情運）という、それぞれつかみやすい運が色によって異なっております。まず、金財運と密接に関係しているのが黄色であり、人の心を明るく豊かにしてくれると同時に、黄金へのあこがれが金財運を呼び寄せる力になるというものです。次に、仕事運を高めてくれるのはブルーであり、さわやかさ、信頼性、知性などを伝え、脳も活性化して集中力や発想力も高まります。また愛情運に恵まれる色はピンクで、優しさという生理的効果や、心理的には華やぎ愛される優しさなどから愛情運に恵まれる色となっております。

画：シーサー玉城

岡井 浄幸（おかい じょうこう）
一般社団法人「嘉祥流観相学会」代表理事、大導師。人の顔から性質や運命を鑑定する嘉祥流観相学の第一人者。脳と顔と運の因果論をもとに観相学、姓名学、ブレインフェイスボディメイクのアドバイスを行う。講演以外にもテレビ番組や雑誌にも多く出演し、芸能人の鑑定なども行なっている。