～ 運という縁を与えてくれるもの ～

桜の季節となりますが、桜ほど日本のみならず、世界中の人に愛される花があるでしょうか。桜の神聖なる力や春の生命力をいただき、私たちの体に宿る五感が天や地の“気”と交流して不思議な力、“元気”や“勇気”をいただき何とも幸せな気持ちになるものです。 　

そんな私たちはSNSの発達により、日常的に膨大な情報等に囲まれています。あらゆる情報が氾濫する中、何が真実で何が重要なのかを見極めることは容易ではなくなってきています。それは人間関係においても大いに言えるところで、「自分はわりと人を見る目があると思う」、「どんな時も偏らずに公正な判断ができるほうだ」などと思っていても、その人の本質を知るためには、表面的な情報に惑わされたり先入観にとらわれることなく、その奥にある真の性質を理解することが大切になってまいります。 　

特にこの季節は、人と人とのご縁が動く時ですので“運”の入口となる“顔”を見る機会が増えてまいります。よく「人は見かけではなく中身だ！」と言いますが、やはり人間はまず最初に人と出会った時の第一印象。何と言ってもそのほとんどは視覚から見える“顔”で判断しておりまして、その顔からは本能や個性や教養を感じ、さらには考え方や隠れた本質が色濃く映し出されている「見た目」を重視していただきたいと思います。そして、さらに本質を見抜くポイントは「顔立ち」ではなく、直観を大事にして、その人が持つ「明」か「暗」かを第一印象で感じることなのです。

画：シーサー玉城

岡井 浄幸（おかい じょうこう）
一般社団法人「嘉祥流観相学会」代表理事、大導師。人の顔から性質や運命を鑑定する嘉祥流観相学の第一人者。脳と顔と運の因果論をもとに観相学、姓名学、ブレインフェイスボディメイクのアドバイスを行う。講演以外にもテレビ番組や雑誌にも多く出演し、芸能人の鑑定なども行なっている。