- 習慣のパワーを生かして“いい顔”に-
現代社会を生きる私たちは、実に心を乱す要素に囲まれて生きております。最近は異常気象による寒暖差や気圧の高低、食生活の乱れ、不規則な生活や積み重なるストレスなど、一つひとつ対処していくには大変な意志の力が必要になってまいります。この時期は特に自律神経のバランスを崩しやすく、心身には様々な不調が現れやすくなります。
そこで大切になる考え方が「習慣」の力です。「いい習慣」を持つ人は、自律神経のバランスの良い生活を送っております。「一日の縁」は朝にあり、朝の習慣こそが、その人の人生を大きく左右します。朝の太陽をからだいっぱいまで食べたら、ゆっくりと深く三分間深呼吸をすると、副交感神経の働きが高まり仕事で高いパフォーマンスを上げることができ、プライベートも充実してまいります。
観相学では、顔の造作はもちろん大切ですが、さらにお肌の「張り」と「つや」を重視しておりまして、どちらも胃腸や心臓などの内臓、血管、内分泌腺、汗腺などの働きを調節する自律神経が正しく働いているかどうかの影響が見られますし、自律神経が正しく働いていれば、張りのある艶やかないい顔になるのです。
この自律神経こそ常に脳がコントロールしており、脳の状態が一目瞭然に顔に表れるということなのです。表情の大きな決め手となるのは目と口の周りの筋肉ですが、その表情筋を動かしているのも脳ですし、これらからいかに顔が脳に支配されているかがおわかりいただけることでしょう。


岡井 浄幸(おかい じょうこう)
一般社団法人「嘉祥流観相学会」代表理事、大導師。人の顔から性質や運命を鑑定する嘉祥流観相学の第一人者。脳と顔と運の因果論をもとに観相学、姓名学、ブレインフェイスボディメイクのアドバイスを行う。講演以外にもテレビ番組や雑誌にも多く出演し、芸能人の鑑定なども行なっている。