毎日を健やかに過ごすため、
皆さんがどんなことに気をつけて毎日実践しているのか、
健康賢者にその秘訣を聞きました。
Q:普段、どのような運動をしていますか?
動画を観ながらヨガ、ストレッチ、姿勢を整える筋トレやHIIT(高強度インターバルトレーニング)をしたり、子どもの送迎で走ったり、5分くらいの短い運動を何回か行います。毎週1時間ほど子どもたちと一緒にプールやピックルボールに行きます。 「ながら運動」、「短い時間で効率的に」または「誰かと一緒に楽しく」が基本です。40代になり、筋肉や関節の動きがなめらかでなくなってきたので、ストレッチが多くなり、姿勢や体を痛めない正しい動かし方を特に意識するようになりました。

職業柄、近年の子どもの運動不足に問題意識を感じており、子どもと一緒に運動を楽しむことを心がけています。趣味で歌を歌うようになってから、体をやわらかく効率的に使うと声の響きが変わることがわかり、一人での運動はそのような目的を持って選んでいます。今後は、夫がスイミングを始めたので、夫婦の時間もとるために一緒に行く予定です。子どもがもう少し大きくなったら昔から趣味だったハイキングに連れていきたいです。
普段の食生活で気をつけていること

食品群を4つに分けて同じ量を食べるというのは大変わかりやすいので、子どもにも患者さんにも勧めている食事を自分でも行っている感じです。炭水化物、タンパク質、野菜、果物がほぼ同じくらいの量になるようにと、おやつは繊維とタンパク質の入ったものを取るように心がけています。夕食から朝食までは13時間ほど空けます。調子の悪い時はグルテンと乳製品を避けています。以前グルテン不耐症で体調を崩してから、体の炎症を起こす食べ物には慎重になりました。 また最近、花粉症を治すためにいろいろな食事を試しています。今まで効果があったのは蒸し生姜の粉末と、グルテンや乳製品を避けることです。それに加えて、乳酸菌摂取のためにTGG豆乳ヨーグルトというのを最近始めてみました。
精神的にも健やかに過ごすために
していること
睡眠不足でメンタルが落ち込むタイプなので、睡眠の質と量に一番気をつけています。子育てを始めてから睡眠不足が慢性化して、メンタルの調子も悪くなったり良くなったりを繰り返すようになり、睡眠がどれだけ大事か認識しました。近年うつが増えているのも睡眠の質や量の低下が大きなファクターだと思っています。深い眠りのためにお風呂に浸かってヨガをして寝ることと、睡眠負債が溜まってきたら定期的に睡眠量を増やして返済するようにしています。
おすすめしたい健康メソッド

「楽しく」「仲間と」やる趣味やボランティアは、健康の支えとしてとても大事だと思っています。私にとっては、ベイエリアの日本語話者の出産・子育てをサポートする活動を仲間とともに10年やってきたことと、日本語で合唱することが日々の活力を与えてくれています。
柏 雪子(かしわ ゆきこ)さん
(日本ベイクリニック小児科医)
2000年に留学のため渡米。米国認定小児科医・国際認定母乳コンサルタント。サンマテオの日本ベイクリニックに2015年より勤務。3児の育児をするかたわら、NPOウィコラで妊娠・産後・授乳サポートグループや、子育てクラス、CPR講座などの活動中。