気功のチカラで 自己治癒力を高める

サンノゼのミツワに近く便利なロケーションにある気功院（KIKOH-IN）。中医学のひとつである「気功」によって不調からの回復を目指す内藤先生の施術が受けられる。また、外出が困難な方のためにベイエリア全域をカバーする広範囲に出張治療も行っている。

気功は鍼や漢方と並ぶ中医学

気功とは「鍼灸や漢方と同じ中医学の治療法の一つで、鍼と同様に気の通り道である経絡に手を置いて気を流す治療」と気功院の内藤先生。日本に古来から伝わる「手当て＝痛いところを手でさする」といった誰もが無意識にとる行為で、手から出る「治療の気」で痛みをやわらげることに由来しているのだそう。気功でいう気の流れとは、血液を循環させる力のことで、気の流れが悪いと血液の循環が悪くなるため痛みにつながったり、身体の治癒力・回復力が落ちて、肩こり、腰痛、頭痛、リウマチなどの身体の不調のほか、うつ、不眠症、過度のストレスといった精神的な不調が引き起こされるメカニズム。気功治療によってこれらの不調を改善し、血液と脈のバランスを整えることで免疫力が上がり自己治癒力を高めることが可能になるのだそう。

 冬に注意すべき点 　

ベイエリアに雨のシーズンとなる冬がやってきました。この季節に気をつける生活習慣についてアドバイスを伺ったところ、「3つの首を冷やさないこと」だと内藤先生。3つの首とは、首、手首、足首のことで、動脈が肌の近くを通っているこの3点を暖めることが重要。しかし、むやみやたらと暖めすぎると、身体の温度調整ができなくなり逆に冷え性を引き起こしてしまうので注意すべき点なのだそう。就寝時に靴下を履く場合には、つま先をカットして暖まった熱が逃げるようにする必要があったり、電気毛布やカイロなどを長時間使用せず、暖まったらオフにすることが不可欠などが具体的な対応のようです。

 健康の鍵は腸内環境 　

規則正しい食生活を送ることは健康をもたらしますが、「これを食べれば健康になる」「これを食べてはいけない」などの情報に惑わされないでほしいと内藤先生は言います。腸内環境を整えるための重要なことの一つとして唾液が挙げられる中、現代病といわれているドライマウスは、唾液の分泌が減るため胃へ負荷がかかってしまいます。「食事の時によく咀嚼することはもちろん、カチカチと音を鳴らして噛み合わせをおこない歯茎に刺激を与え、唾液の分泌を促しましょう」とアドバイスしてくれました。消化が促進されるので、内臓の温度が高まって代謝が上がり免疫力アップに繋がるのだそう。 　

 オンラインによる気功体操クラス 　

気功院では開業当初からベイエリア各地（サンノゼ、オークランド、パロアルトなど）で開催される大人気の気功体操クラスがありましたが、コロナのパンデミックを期にZOOMでのオンラインクラスに生まれ変わりました。新しいカタチとなったこのクラスは、場所を問わずに参加できる便利性から、以前よりも高頻度でクラスを取ることができたり、州外など遠方からも参加することができたりといいこと尽くし。



内藤先生のリードで進められる気功体操は、初めての人でも簡単にできる「動きながら行う呼吸法のトレーニング」。健康維持とメンテナンスを重視したコアトレーニングで筋肉の維持を目指すのだそう。オンラインクラスは基本無料で、週に4回（月、水、金、土）9時半から11時、ひまわり会向けには木曜日10時から11時半に開催されています。参加希望の方は内藤先生にメールで問い合わせを。

気功院（KIKOH-IN）
【住所】1157 Satatoga Ave. #206 　　　
　　　　San Jose, CA 9519
【電話】408-332-4608
【Eメール】kikoh4000@sbcglobal.net