インプラント治療とは?
近年、インプラント治療は一般的な治療法として広く知られるようになりました。しかし、具体的にはまだよくわからないという患者様もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、よくあるご質問にお答えする形でご説明いたします。
Q. インプラント治療とはどのようなものですか?
失った歯を人工的に補う方法です。顎の骨にチタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込み、骨としっかり結合させた上で、その上に人工の歯(インプラントクラウン)を取り付けます。天然歯に近い見た目と機能を回復できるのが特徴です。
Q. 治療は痛いのでしょうか?
手術では歯ぐきを切開する場合がありますが、局所麻酔を使用するため、治療中の痛みはほとんどありません。治療後に一時的な痛みや腫れが出ることもありますが、多くの方が「抜歯の方が痛かった」とおっしゃるほどです。痛み止めや抗生物質も処方されるため、過度な心配は不要です。
Q. インプラントはどれくらい持ちますか?
インプラント自体は劣化しにくく、適切なケアを行えば10年、20年以上使い続けることも可能です。ただし、上部構造(被せ物=インプラントクラウン)が外れることや、歯ぎしりなどによる負荷でダメージを受ける可能性はあります。また、インプラントは虫歯にはなりませんが、天然歯と同様に歯周病(インプラント周囲炎)になるリスクがあるため、定期的なメンテナンスが大切です。
Q. インプラント以外の選択肢はありますか?
歯を失った場合の治療法としては、他に「ブリッジ」や「部分入れ歯」があります。
・ブリッジ: 両隣の健康な歯を削って橋をかける方法
・部分入れ歯: 取り外し可能な人工歯を装着する方法
これらと比べ、インプラントは他の歯を削る必要がなく、取り外しも不要で、より自然な見た目と機能が得られるのが特長です。
Q. なぜインプラント治療が良いとされているのですか?
見た目や噛む力が自然に近いだけでなく、顎の骨に刺激を与えることで、骨の吸収(痩せ)を防ぐ効果もあります。ブリッジのように健康な歯を削る必要もなく、部分入れ歯のような違和感も少ないため、長期的に見ても身体への負担が少ないとされています。
インプラント治療は、失った歯を取り戻すための優れた選択肢です。治療に不安をお持ちの方も、お気軽にご相談ください。丁寧にご説明し、一人ひとりに合った治療方法をご提案いたします。
森田耕平(もりた・こうへい) D.D.S.
2005年のUC Berkeley大学卒業。2009年、ニューヨーク大学歯学部卒業。2010年からニューヨーク病院で研修を開始。口腔外科、審美歯科、小児歯科、インプラント治療について研究を重ねる。ICOI(International Congress of Oral Implantologists)、ITTI(International Team of Implantology)のメンバー。2012年クパチーノで開業。