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子どもが歯をぶつけた! 最初にすべきこと - 森田先生(歯科医)

2026.06.17

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子どもが歯をぶつけた!その時、最初にすべきこと

 子どもが転んだり、スポーツ中にぶつかったりして、歯にケガをしてしまうことがあります。「歯が欠けた」「歯がグラグラしている」「歯が抜けてしまった」といった時、最初の対応によって、その歯を残せる可能性が大きく変わります。

 歯をぶつけた直後は慌ててしまいがちですが、まずは落ち着いてお子さんの様子を確認しましょう。頭を強く打っていたり、意識がはっきりしなかったりする場合は、歯の治療よりも全身の安全を優先して早急に医療機関を受診してください。


歯が欠けた場合

 たとえ小さな欠けであっても歯の内部までダメージが及んでいることがあります。欠けた破片が見つかった場合は、捨てずに保管し、受診の際に歯科医院へお持ちください。


歯がグラグラしている場合

 グラグラしている歯を、無理に触ったり動かしたりしないことが大切です。大きな問題がなさそうに見えても、歯の根元や周囲の骨にダメージを受けている可能性があります。


永久歯が抜けてしまった場合

 もっとも緊急性が高いケースです。抜けた歯をあつかうときは、根元の部分(歯根)には決して触れず、白い頭の部分(歯冠)を持つようにしてください。歯を乾燥させないために「牛乳」や「生理食塩水」に入れ、できるだけ早めに歯科医院を受診してください。乾燥の原因となるためティッシュペーパーに包んで保管することは避けましょう。


乳歯が抜けた場合

 乳歯の場合は、永久歯とは対応が異なります。抜けた乳歯を無理に元へ戻そうとすると、その下で育っている永久歯の成長に影響を与えることがあります。まずは歯科医院へご相談ください。


痛みがなさそうな場合も要注意

 歯をぶつけた直後は症状がなくても、数日から数か月たってから神経に問題が起こる、変色することがあります。そのため、軽いけがに見える場合も、一度は歯科医院で確認してもらうことをおすすめします。


 子どもの歯のけがは突然起こるものです。特に覚えておいていただきたいのは、「永久歯が抜けたら、牛乳に入れてすぐに受診する」ということです。いざという時に落ち着いて行動できるよう、ぜひご家庭で心に留めておいてください。


森田耕平(もりた・こうへい) D.D.S.

2005年のUC Berkeley大学卒業。2009年、ニューヨーク大学歯学部卒業。2010年からニューヨーク病院で研修を開始。口腔外科、審美歯科、小児歯科、インプラント治療について研究を重ねる。ICOI(International Congress of Oral Implantologists)、ITTI(International Team of Implantology)のメンバー。2012年クパチーノで開業。 

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