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【住まい】住宅ダウンサイジング メリットと考慮する点

2024.07.17

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【住まい】住宅ダウンサイジング メリットと考慮する点


リタイア後、どのような生活設計にするかでお悩みの方はたくさんいらっしゃると思います。それぞれの状況によってさまざまな選択肢が考えられますが、今回は自宅を買い替えることでダウンサイジングするという選択肢のメリットと、考慮しておきたい点についてお話ししたいと思います。  

ダウンサイジングの一番大きなメリットは、まずなんといっても生活費が大幅に削減されることでしょう。コンパクトな住宅に住み替えることで維持費や光熱費が低く抑えられ、経済的な負担を軽減することができます。将来の体力の衰えを見越して、掃除や管理がより楽になる家やバリアフリー対応の家に住み替えれば、より利便性の良い暮らしができるようになります。また、家の売却によって得た資金を新たな投資や旅行、趣味に充てることもでき、リタイア後の生活をより充実させることも可能になるでしょう。  

さらに、ダウンサイジングを考えるシニアにとって特に有益な情報として、カリフォルニア州のPropositions 19法案によって可能になった固定資産税優遇措置があります。この法案により、一定条件を満たしていれば、55歳以上のホームオーナーがカリフォルニア州内で自宅の買い替えをする場合、現在の自宅の固定資産税評価額をそのまま新しく購入する自宅に適用することが可能です。

また、売却前過去5年間のうち最低2年以上物件を自宅として利用していれば、売却後の確定申告で売却利益のうち25万ドルまで、夫婦合算申告の場合は合計50万ドルまで控除が受けられるという税の優遇措置もあります。ベイエリアの物件価格が依然高止まりしている昨今、このような税の優遇措置を利用して、ダウンサイジング後の経済的安定を保つ助けとしない手はないでしょう。  

また、ダウンサイジングを計画する際、家の売却や引っ越しや新しい家の購入のためにかかるコストなどをシミュレーションしておくことも大切です。その際、専門家の助けを借りれば、見落としなく総合的に網羅して考慮することができるでしょう。また、住み慣れた地域を離れることで、新しい環境に適応するための時間と労力が必要となるかもしれません。新しいコミュニティに馴染むことができるかどうかも重要な考慮点です。  

住宅の買い替えダウンサイジングは、リタイア後の生活をより豊かで安定したものにするために有効な手段のひとつです。その他にも個々の状況にあったさまざまなダウンサイジングの方法があります。ご家族や専門家とよく相談して、自分たちにとって最適な方法を探し、それに向けて早めに準備をしておくことが成功への鍵となります。

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