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KOTA流トレーニング - 立林 宏太 -

2024.08.14

配信

Vol.23 目指せ万能アスリート!その3

皆さん、こんにちは! 前回のコラムでは、特定のスポーツだけを行うことは、身体能力をバランス良く伸ばすことや、スケールの大きいアスリートになるには不十分であり、土台となる身体の機能を満遍なく鍛えることが必要であるとお話ししました。今回は具体的なトレーニング方法について話していきます。  

まず大事なのが、できるだけ専門性を除いたトレーニングを行うことです。昔は、野球の筋肉は野球で鍛える、といった考え方もありましたが、スポーツの技術の上達と、ベースとなる身体能力を向上させることは別物として考えることが必要です。具体的に①筋肉の働き、②心肺・循環機能の働き、③脳・神経の働きをどう個別に鍛えるのかをみていきましょう。  

①について重要な点は、正しいフォームで強く、速く動こうとすることです。瞬発力を上げるためには全力での立ち幅跳びや短距離のダッシュをお勧めします。ポイントは、毎回90〜100%の力が発揮できるように充分な休息を入れながら行うことです。最大出力を上げるには、可能な限り強い刺激を入れることが大切で、ゆっくり動いたり、疲弊した状態でトレーニングを行うことは、持久力の向上に繋がってもパワーやスピードにはあまり効果がありません。重りを使ったスクワットやデッドリフトも、狙いを持って行うことはとても有効です。フォームが崩れない状態で、できるだけ強く、速く動くことを意識しましょう。筋トレではよく「効かせる」(筋肥大のために負荷が特定の体の部位のみにかかるようにする)ことの重要性が説かれますが、これは筋肉を「大きく」するテクニックなので、筋肉の機能を高めるには「どこ」の筋肉を使っているかではなく、「どう」筋肉を使っているかに注力しましょう。  

②に関して、バランスの良いアスリートになる方法はシンプルで、よりさまざまな距離や時間でのトレーニングを行うことです。2時間ゆったりハイキングをしたり、たくさん休憩をとりながら全力の50m走を行う、ステーショナリーバイクでインターバルトレーニングを行うのも良い方法です。運動の負荷・量・休憩の割合を変え、さまざまなパターンで体に刺激を入れてあげることです。  

③は身体機能の肝とも言える部分なので、次回のコラムで詳しく説明していきます。




  

立林 宏太(たてばやし・こうた)
神奈川県藤沢市出身。2013年、一橋大学を中退し、カリフォルニアに留学。ここで通い始めたジムで、フィットネスや栄養学で人々の生活をできることに感銘を受け、トレーナーの道へと進む。NASM(National Academy of Sports Medicine)認定パーソナルトレーナー。PN(Precision Nutrition) Level. 1 栄養コーチ。インスタグラム@nintaijuku_fitness、個人アカウントは@kota_tatebayashi
【お問い合わせ】
Email: ktatebayashi@nintaijuku.com
Tel: (408) 836-5523

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