ローカルニュース毎日配信!

空洞化に揺れるSF市 パウエル通り再開発

2025.09.25

配信

 サンフランシスコ中心部のパウエル・ストリートで総額4000万ドルの再開発計画が承認された。マーケット・ストリートからユニオンスクエアまでの3ブロックで歩道を拡幅し、赤れんが舗装や金色のベンチ、カフェ席を整備する。頭上には球体照明が並び、ケーブルカー乗り場には巨大な黄金のランタンが設置される。設計はニューヨークの空中庭園「ハイライン」を手がけた事務所で、2027年完成を予定する。同地区は近年ユニクロやH&M、ウォルグリーン、ギャップなどが撤退し、調査では45店舗のうち21店舗が空きで、ユニオンスクエア全体の小売空室率は23%と市平均6・4%を大きく上回る。背景には在宅勤務の普及による人通りの減少があるが、一方で任天堂やポップマートの新規出店もあり、再生計画を追い風に投資家の関心は高まっている。必要な資金は半分が未確保で、今後の調達が課題となる。


この記事に関連する記事

一覧ページにもどる

share with ups!

新規会員登録

ベイエリアの求人・仕事情報・お知らせ・募集・不動産・個人売買情報はBaySpo!
無料で会員登録をすると、bayspo.comをもっと便利にお使いいただけます。

新規会員登録をする

サクッと読める!
BaySpoとeじゃんデジタル版をチェック!