～「三億分の一の命」を大切にする～     

パリオリンピック2024が始まりました。脳相学的観点から拝見しますと、選手の表情の中でも特に遺伝子と本能が表れ、心の動きが真っ先にセンサーとして動く「額と眉はとても興味深いものです。試合前、試合中、試合後の表情には、選手それぞれの本性が喜怒哀楽となって表れております。そんな眉が表す意味は、家系から才能や生命力、そして脳から発するサインを受けて、個性までをも描いているのです。 　

私たちは誰しも、おたまじゃくしという受精卵から成長していきますが、その段階がすでに「ラッキーゾーンの入口」で、精子が億単位の確率で受精して、私たちはこの世の中に誕生しております。その存在そのものが奇跡であり、私たちは“三億分の一の命”の持ち主なのです。 　

さらには脈々と続く先祖からの念願が込められて、この世に送り出されているわけですから、代々のご先祖様が強い賞賛の気持ちで、いつも私たちを見守ってくれているのです。私もそうですが、大半の人はそんなことは忘れてしまっているのではないでしょうか。 　

「運は遺伝子として脳にあり、念願が運をつくる」すなわち、私たちの脳内にインプットされたご先祖様からの念願こそが私たちの“運”であり、私たちを見守ってくれているご先祖様に手を合わせることによって、その念願を引き出し、その手で運をつかむ。それこそがご先祖様に対する命と健康への感謝であり、手向けとしての合掌なのです。

岡井 浄幸（おかい じょうこう）
一般社団法人「嘉祥流観相学会」代表理事、大導師。人の顔から性質や運命を鑑定する嘉祥流観相学の第一人者。脳と顔と運の因果論をもとに観相学、姓名学、ブレインフェイスボディメイクのアドバイスを行う。講演以外にもテレビ番組や雑誌にも多く出演し、芸能人の鑑定なども行なっている。