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緑内障早期発見の鍵となる 眼科検診の重要性

2023.05.17

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緑内障早期発見の鍵となる 眼科検診の重要性


日米バイリンガルの眼科


東京で生まれ、5歳から8歳までボストンで過ごし、日本のインターナショナルスクールを経てスタンフォード大学に進学した村上先生。医学部で学び始めた頃からオフサモロジスト(眼科医)を志すと同時にアメリカで就職すること決意し、医師免許を取得後は南カリフォルニア大学のDoheny Eye Instituteでレジテント、UCSFでフェローとして緑内障の研究と臨床を重ねて開業した日英バイリンガルの眼科医師です。




 沈黙の病といわれる緑内障  


村上先生が専門とする分野は白内障と緑内障で、検査、手術、その後のケアまで全て対応しています。緑内障は日本人に多く40歳以上で5%(20人に1人)の割合で発症し、失明の原因疾患の第一位であるにもかかわらず、症状が進行するまで自覚症状を感じにくい「沈黙の病」と呼ばれています。眼圧が高い状態が続くことで視神経が圧迫されて傷つき、視野が狭くなったり、部分的に見えなくなったり、視力の低下などを引き起こす病気です。神経系の病気であるため一度発症すると治すことができないので、進行を止めたり、遅らせる治療として薬物療法(目薬)、レーザー治療や手術で対応します。ここ数年は新しい治療方法として、米粒1/4くらいの大きさの薬を目の中に入れる処置で、1〜2年間の点眼の代わりになる薬も開発されているので、点眼の煩わしさや、点眼を忘れてしまうリスクを回避できると注目されているのだそう。いずれの治療も恒久的なものでなく定期的な経過観察を必要としているので、バイリンガルである村上先生には多くの患者さんから厚い信頼が寄せられています。

 ドライアイの予防  


カリフォルニアの乾燥した気候や強い紫外線、パソコンやスマホなどの画面を見続ける生活、夜型の不規則な生活、コンタクトレンズの使用、加齢、ストレスなど多くの生活習慣が原因となるドライアイ。涙の量が足りなくなったり、涙の成分が変化したりする病気で、目の表面に傷を伴うこともある。症状が進むと、目の疲れや不快感から、視力低下や痛み、角膜上皮剥離(角膜が乾燥して剥がれる病気)を発症してしまうこともあります。予防として外出時は必ずサングラスをかける。カフェインが含まれるコーヒーやお茶ではなく水を飲んで水分補給をしたり加湿器を使う。意識的にまばたきをしたり処方箋なしで手に入る目薬(Refresh、Systane)の点眼が効果的なのだそう。



 アメリカの眼科医療体制  


アメリカの眼科ケアは「眼科専門外科」と「検眼士」の二重構造になっています。村上先生が対応する総合的眼科検査は、問診、視力、瞳孔、視野・周辺視、眼球運動、眼圧、網膜・視神経などの検査で、医療保険(※保険の種類による)が適用されます。眼底検査には緑内障など眼疾患を発見できるだけでなく、糖尿病、動脈硬化、また視神経の異常から脳腫瘍を発見することもあることから眼科検診の重要性を語ってくれました。視力検査やメガネ、コンタクトレンズの視力調整は、VSP(Vision Service Plan)やEyeMedなどの保険が適用されます。



Spectrum Eye Physicians
サンノゼ・クリニック
【住所】2577 Samaritan Dr., Suite 740    
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【電話】408-358-2029/408-227-7122

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【ウェブサイト】www.spectrumeye.com

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https://www.spectrumeye.com

408-227-7122

緑内障・白内障の診断から手術を専門に、眼科一般検診(視力・視野・眼圧・眼底検 査など)や眼科疾患の治療を行う日本人の先生。お気軽に日本語でご相談を。

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