紫外線対策 -ナース・プラクティショナー 野口ユリ先生-
有害な紫外線から肌を守ることを日常の習慣にしましょう。曇りの日や車の中にいる時でも紫外線は届くため、肌を守る方法を知っておくことは重要です。
日焼け止めを選ぶ際は、「Broad Spectrum(ブロードスペクトラム)」と表示されているものを選びましょう。これは、肌の老化の原因となるUVAと、日焼けの原因となるUVBの両方から肌を守ることを意味します。どちらの紫外線も皮膚がんのリスクを高める可能性があります。SPF50の日焼け止めは、UVBを約98%防ぐことができます。泳いだり汗をかいたりする予定がある場合は、「Water Resistant(ウォーターレジスタント/耐水性あり)」と表示された製品を選びましょう。また、たくさん汗をかいた後やタオルで体を拭いた後は、必ず塗り直してください。敏感肌の方には、「Zinc Oxide (ジンクオキサイド/酸化亜鉛)」または「Titanium Dioxide(チタニウムディオキサイド/酸化チタン)」を含むミネラルタイプの日焼け止めがおすすめです。これらの成分は肌への刺激が比較的少ないとされています。
日焼け止めは、外出する15分以上前に塗るのが最も効果的です。まず、人差し指と中指の2本に沿って線を描くようにボトルから絞り出してください。これが約小さじ半分(2.5ml)の量になり、顔と首に塗るのに必要な量になります。海やプールに行く場合は、体全体に大さじ2杯(約30mL)程度を塗りましょう。耳、首の後ろ、足の甲、手の甲なども忘れずに。また、SPF入りのリップクリームを使って唇も保護しましょう。屋外では2時間ごとを目安に塗り直し、泳いだ後や汗をたくさんかいた後はさらに早めに塗り直してください。ほかにも、帽子やサングラスの着用、できるだけ肌を覆う服を着ること、そして紫外線が最も強い午前10時から午後4時頃は日陰を探すか屋内で過ごすことがおすすめです。また、暑い日や運動をするときは、こまめに水分補給をして熱中症を予防しましょう。生後6カ月未満の赤ちゃんはなるべく直射日光を避け、外出時は帽子をかぶせ、できるだけ肌を覆う服を着用して、ベビーカーには日よけを付けて紫外線から守るようにしてください。
夏の日差しを楽しみながら、体を動かして健康的に過ごし、屋外では忘れずに肌を紫外線から守りましょう!
野口 ユリ(のぐち・ゆり)
ナースプラクティショナー。東京都生まれ。University of Pennsylvaniaで看護師資格を取得。Johns Hopkins University School of Nursing の大学院の博士課程を卒業。日本ベイクリニックでの診療のほか、Samuel Merritt UniversityとUniversity of San Franciscoで教鞭をとっている。