バレエで磨く 強く美しい自分
サンフランシスコとフォスターシティーにあるバレエ教室「モニーク・バレエ」。今回訪れたサンフランシスコのMary Sano Studioにある教室は来年で20周年を迎える人気のあるクラス。開放感のある雰囲気に、誠実で丁寧なクラス内容で大好評。ヨーロッパのバレエ団で経験を積んだモニーク先生に、同教室の魅力と人気の秘訣を聞きました。
カスタマイズされた
レッスンが人気
「敷居が高くて…」「先生が厳しそう…」と避けられがちなクラシックバレエですが、そんなイメージを大きく変えてくれるのが「モニーク・バレエ」です。「初心者の方も、ブランクのある方も大歓迎です」とモニーク先生。同教室には小さなお子さんから大人まで、幅広い年齢層の生徒さんが通っていて、それぞれのレベルや課題に合わせてレッスンを受けられるのが同教室のスタイル。筋肉や骨格は人によって違いがあって、理解力も異なるため、生徒さんによってカスタマイズしたレッスンを心がけているとのこと。正しい体の使い方やエレガントな動き方など、一人一人に丁寧な指導ができる「少人数クラス」にこだわっているそうです。
心と体を強くする
バレエを通して、心身ともに「強く」なってほしいとモニーク先生は言います。心と体は“ひとつ”だからこそ、そのバランスがとても大切。心がハッピーだと体も元気になるのに対して、心が疲れていると体にも疲れの兆候が出てしまいます。そのため、生徒さんがポジティブな気持ちでレッスンを受けられるよう、教室では「できない」や「ダメ」などの否定的な言葉を使わないようにしているそうです。これはキッズクラスも大人クラスも同じこと。楽しみながら「できる」を増やしていくと生徒さんの体にもよい変化があるようで、心に寄り添うサポートを大切にしているそうです。
質のよいエクササイズで
新しい自分へ
筆者が訪れたビギナー向けの大人クラスのレッスンでは、初心者の方が見当たらないのでは? と思うほど、みなさん美しい姿勢とステップでバレエを楽しんでいるようでした。これは時間をかけて習得した成果なのだそう。同教室では、3〜4カ月かけて同じステップを繰り返し練習をしているそうです。「体の変化を感じるようになるには、週に1度でも質の良い練習をすることが大切です」とモニーク先生。教室に通い始めて半年という生徒さんは、「この半年で体が強くなったことを実感しています」と話してくれました。
新しい世代のための舞踊教育
クラシックバレエの伝統を守りながら、新しい風を取り入れているのも同教室の魅力。挨拶や規律正しさ、お互いへの尊敬など、古典芸能や先代からの教えを継続する基本はもちろんのこと、いろんな国の教育方針に偏らず、これから表現の自由を解放していく新しい世代への舞踊教育を行なっています。「子どもたちの発想は、思いも寄らない自由な表現があり、古典だからと型にとどまることなく、新しい発想や表現能力があります。その個性を伸ばしサポートしてクラス作りをしています。ポップな音楽をつかてみたり、子どもたちの考えた振り付けを取り入れてみたり、体も心もフレキシブルな指導を行なっています」とモニーク先生。子どもたちが創造性や表現力を身につけることで「次世代への橋渡し」となるような教育をしていきたいと話してくれました。
Monique's Ballet
【住所】
サンフランシスコ教室
245 5th St., San Francisco, CA 94103
(Mary Sano studio 内)
フォスターシティ教室
750 Alma Ln., Foster City, CA 94404
(Canvas and Caffe内)
【電話】415-240-5377
【Eメール】moniqueballetsf@gmail.com
【ウェブサイト】
moniqueballetsf.blogspot.jp