日本式の鍼と漢方で怖くない痛くない鍼治療　

2023.08.30

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日本式の鍼と漢方で怖くない痛くない鍼治療　

日本式の鍼と漢方の治療を提供する賀川漢方クリニック。広い駐車場が隣接した建物の1階にあるので、車いすや、ぎっくり腰などの痛みで歩行困難な方の通院にも便利で、土日に診療が受けられるのでママ達にも通いやすいと好評を得ています。

NASA研究員との2足のわらじ

生化学の理学博士号を持ち、マウンテンビューのNASAで微生物の宇宙利用を研究する科学者として働くキャリアの持ち主でありながら、「中医学」と出会ったことから鍼灸師を志した賀川先生。人間ドッグで見つけられなかった家族の慢性疲労が、鍼灸と漢方で治ったことに感動したことがきっかけで中医学修士号を取得したのだそう。12年前にクリニックを開業してからは、科学者と鍼灸師の2足のわらじで活躍されています。

美容鍼や刺さない鍼治療　

同院で使っている日本最大手セイリン社の鍼は、その性能の高さからほとんど痛みを感じることなく鍼治療を受けられるといい、徹底して品質にこだわる賀川先生。女性に人気の「美容鍼」は、髪の毛よりも細い0・12ミリの鍼を、顔の適切な部位（15箇所）に打って20分程度放置する施術です。鍼で皮膚を刺激して皮下の細胞が活性化して皮膚の代謝や血流が活発になったり、コラーゲンやセラミドが分泌されて肌の新陳代謝が促進されるメカニズム。顔色が明るくなり乾燥も改善されるため、翌日の化粧のノリでその効果が実感できるのだそう。慣れれば眠ってしまう人もいる施術、アンチエイジングやリフレッシュとして定期的に通う患者さんも多いそうです。　

顎関節症、歯ぎしり、食いしばりのような症状で、顔への鍼治療に怖さを感じる患者さんには、シール状の先が尖っていない「置き鍼」でツボを刺激する施術を行う賀川先生。この置き鍼は自宅でも使うことができ、クリニックで受けた鍼治療の効果を長続きさせる優れもの。日本のオンラインショップでも購入可能ですが、同院でも10枚3ドルで購入できるので「医者がいらなくなってしまうわね」と賀川先生はにっこり。

不調を軽視せず早期対応が鍵　

現代人の生活と切り離すことができないストレスは、時には重大な病気を引き起こすことに繋がります。軽視せず、なるべく症状が軽い段階でトリートメントをすることが鍵なのだそう。特に男性は症状が進行するまで放置する傾向にあるので、不調を感じたらなるべく早く診せてほしいと賀川先生。またお医者さんにかかっても痛み止めを処方してもらうことしかできなかった患者さんが、鍼治療で痛みが和らいだり、患者さん一人ひとりの症状にそって処方された漢方薬で、身体の免疫力が高まり症状を改善する事ができるそうです。

日本式の漢方へのこだわり　

漢方には、処方する人によってブレンドが異なる中国式がアメリカでは主流ですが、日本式では、漢の時代に書かれた中国の古典のブレンドをそのまま使用することが多く、効果と安全性が２０００年以上の間試され続け証明されているので、重篤な副作用が出ることが少ない上に効果が得られる確率が高いことから、同院では日本式の漢方を取り入れているのだそう。漢方の処方はクリニックでの受診はもちろん、オンラインの問診で処方することも可能なので、忙しい人や遠方に住んでいる患者さんなどから好評を得ているようです。