Ophthalmologist Spectrum Eye Physicians
村上葉子(Yohko Murakami)M.D.
ベイエリアで数少ない日本人獣医師として活躍する中村先生が、ウォルナットクリークに新しく自身のクリニックを開院。「家族の一員である大切なペットを、安心してお任せ出来る」と絶大な信頼を得ている中村先生に、新クリニックについてお話を伺いました。
COVID-19への徹底した感染対策
COVID-19のパンデミックによるロックダウンの間であっても、医師として休むことなく働かれていたという村上先生は、眼疾患の専門的な治療や手術を行うことが出来るオフサモロジストです。ロックダウン当初は「未知なるウイルス」「手探りの感染対策」という難しい状況でありながら、先送りにできない緑内障や網膜剥離の治療や手術に最善の注意を払い、家庭と職場の両立に取り組まれたそうです。
医師と患者さんとの距離が近い眼科治療なので診察台にアクリル板を設置したり、予約と予約の間隔を空けて消毒・換気はもちろん、待合室が密にならいよう、クリニック到着時に車の中から連絡をもらい入室のタイミングをコントロールするなど徹底した感染対策をされていました。「ワクチン普及の効果で感染率が抑え込まれている今がチェックアップの良い機会!」と村上先生。
アメリカにおける眼科の医療体制
アメリカの眼科は「一般眼科(Optometory)」と「眼科専門外科(Ophthalmology)」の2重構造になっていて、視力検査やメガネやコンタクトレンズの視力調整に対応する保険はVSP(Vision Service Plan)やEyeMedなどの保険となるため、医療保険のカバーから外れます。村上先生のところで受ける総合的眼科検査は、医療保険が適用され(※保険の種類による)問診、視力、瞳孔、視野・周辺視、眼球運動、眼圧、網膜と視神経などの検査が行われます。眼底検査を受けることで緑内障など眼疾患を早期発見できるだけでなく、糖尿病、動脈硬化、視神経の異常から脳腫瘍を発見することもあるのだそう。
緑内障という沈黙の病
緑内障の発症は日本人に多く、40歳以上で5%(20人に1人)の割合で発症し、失明の原因疾患の第1位であるにもかかわらず症状が進行するまで自覚症状を感じにくい病気です。原因は眼圧が高い状態が続くことで、視神経が圧迫され傷つき、視覚神経刺激の機能が低下するため視野が狭くなったり、視力の低下などを引き起こします。
神経系の病気は治すことができないので早期発見が重要で、進行を止めたり進行を遅らせる治療として薬物療法(目薬)、レーザー治療や手術で対応するようです。治療や手術で眼圧が下降してもその効果が半永久的に維持されるものではなく定期的な経過観察が不可欠になるため、医師と患者間で長い付き合いとコミュニケーションが大切となることからも、バイリンガルである村上先生に厚い信頼が寄せられています。
コロナ禍によるドライアイの増加
コロナ禍でガラリと変わった日常は、リモートワークやオンライン授業でパソコンやスマホを通じて目を酷使する時間が数倍にも増えたことにより、目の疲労だけでなくまばたきの回数が減ってしまうなどからドライアイが急増。ドライアイの原因は他にもマスクの隙間から漏れる息が目を乾かしてしまったり、生活環境の変化のストレスで副交感神経の働きが低下して涙が減少するなどさまざま。
ドライアイが進行すると視力低下や痛み、角膜上皮剥離を発症してしまうこともあるので、仕事や授業の合間に意識してまばたきをしたり、処方箋なしで手に入れることが出来る目薬(Refresh, Systane)でドライアイ予防を。
Spectrum Eye Physicians
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Spectrum Eye Physicians Yohko
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緑内障・白内障の診断から手術を専門に、眼科一般検診(視力・視野・眼圧・眼底検 査など)や眼科疾患の治療を行う日本人の先生。お気軽に日本語でご相談を。
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