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虫歯のでき方と予防方法 - 森田先生(歯科医)

2025.02.19

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虫歯のでき方と予防方法


 毎日歯磨きをしていても虫歯ができてしまうことがあります。「どうすれば虫歯を防げますか?」の質問について今回はお話をします。


虫歯のでき方
 虫歯は、歯の表面にプラーク(歯垢)という粘着物が長時間付くことで出来ます。この粘着物としては、食べかすや唾液とともに口腔内にいる虫歯菌も含みます。虫歯菌が食べかすを糖分に変え、それを栄養として増殖し、酸を排出することでエナメル質が破損され虫歯ができます。プラークは、お口が渇いていればいるほど付きやすい。常に口腔内が唾液で潤っているように保ちましょう。


虫歯の予防方法

- 毎日の歯磨きとフロス、できればウォーターピックも使うとさらに良い。

- 年に2回の歯科検診とクリーニングに行き、自分のお口の中の状態を知る。

- 歯磨きがしづらい部分を減らす、食べ物が詰まりやすい部分をなくすために歯並びをきれいにする。

- フッ素入りの歯磨きペーストを使用する。歯科医院でフッ素塗布を定期的に行い丈夫な歯を保つ。

- すき間ができている詰め物は早めに詰めなおす。

 

虫歯と歯磨き

 毎日10回磨いても細かい部分に残ったプラーク(歯垢)は取れません。歯は膨らみがある部分や、凹んでいる部分など複雑な形をしています。その複雑な形の磨き残しが虫歯の始まりです。磨きにくい部分まで出来る限りきれいに手入れをすることをおすすめします。ウォーターピックの使用は歯ブラシで行き届かない部分に最適です。


虫歯ができやすいかどうか

 人は一人ひとり違うように虫歯もできやすい人とできにくい人がいます。口腔内が清潔でなくても虫歯が少ない人もいます。虫歯菌が少ない、あるいは糖分の高い食べ物をあまり好まない場合が考えられます。しかし、食べ物の好みが変わったり、年齢とともに口腔内の状態は変わります。お薬の副作用でお口が渇くことで虫歯ができる原因ともなります。体調の変化に左右されることのない自分で管理の出来る歯磨きとフロスを習慣にして虫歯の予防をしてください。


森田耕平(もりた・こうへい) D.D.S.

2005年のUC Berkeley大学卒業。2009年、ニューヨーク大学歯学部卒業。2010年からニューヨーク病院で研修を開始。口腔外科、審美歯科、小児歯科、インプラント治療について研究を重ねる。ICOI(International Congress of Oral Implantologists)、ITTI(International Team of Implantology)のメンバー。2012年クパチーノで開業。 

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