アメリカでは定期的に歯科医に行ってクリーニング・検診・レントゲン撮影などを行うことが一般的。今回は何故この3つが重要なのかについて、また自身での口腔内健康管理について紹介する。
クリーニング
クリーニングの重要性の理由はとてもシンプルで、歯が清潔であれば虫歯や歯周病の原因になるバイ菌がつきにくいため。毎日頑張って歯磨きをしていても、歯の隅々まで完璧に清潔にするということは不可能と言える。その磨き残しの汚れが蓄積していくと、虫歯や歯周病という問題につながってしまう。歯科医や歯科衛生士による定期クリーニングを受けることで大きな問題を予防することが可能になる。
定期検診
定期検診では歯科医が口腔内の状態を診る。この時に自覚症状について医師に伝えよう。大きな痛みがある部分だけではなく、細かい症状などについても歯科医に説明することで、その問題の原因などが判明する。もちろん歯科医は自覚症状の無い問題についても検診する。そしてこの定期検診の結果、自分の口の中の状態を理解することができ、デンタルIQも上がり、各種問題の予防が可能となる。
定期レントゲン撮影
定期的にレントゲンを撮ることはとても重要。目視・触診での口腔内検診だけでは口の中の状態を完璧に把握することは難しいため、定期レントゲン撮影の一番の目的は歯と歯の間の虫歯の発見となる。その位置にできる虫歯はとても大きくならない限り、目視による検診で見つけることは非常に難しいが、レントゲン撮影であれば初期状態の虫歯の発見が可能になる。初期状態で虫歯を発見できれば一般的な虫歯の治療だけではなく、フロッシングやフッ素塗布などで虫歯の進行をコントロールしてみるなどの治療の選択肢も増える。またそのような虫歯を発見することで、毎日の歯のお手入れでより集中しなくてはいけない部分も明確になる。
このように定期的にクリーニング・検診・レントゲン撮影を受けるメリットはたくさんあるが、一番のメリットは将来必要かもしれない治療を回避できる可能性を高められることにある。ホームケアのカウンセリングを受けたり、問題のある部分を小さなうちに処置することで、大きな問題の予防が可能になる。
毎日の口腔内健康管理
歯科医での1年に2回のクリーニングや検診のほか、自身での毎日の口腔内のケアもまた非常に重要。
歯磨き
歯ブラシを左右に大きく振る雑な磨き方はやめよう。小さな円を描くように歯1本1本丁寧に磨く。歯ブラシの歯先は歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、ちょうど歯周ポケット辺りを磨くような感じで磨いていく。電動超音波歯ブラシなどを使うとより簡単に、かつきめ細かく磨くことができる。
フロス
歯磨き同様に重要なのがフロッシング。大人になってからできる虫歯のほとんどが歯と歯の間のもの。そこは毎日きちんと歯磨きだけをしても清潔にできない部分なので、フロスを使い清潔にすることで虫歯や歯周病を防ぐことができる。
ウォーターピック
水で口腔内を洗浄する器具で、奥歯や歯周ポケット近辺を洗浄にするのに非常に優れている。フロスや歯磨きをしっかりした後でも小さな溝などに残っている食べかすなどがきれいに除去される。
マウスリンス
アルコール入りのマウスリンスは口腔内にダメージを与える可能性があるので、ノンアルコールでかつフッ素入のものをお勧めする。口臭コントロールだけではなく、フッ素成分の働きで歯を丈夫にできる。
その他にも舌を磨くことや、歯ぎしりがある場合はナイトガードなどをして歯を保護することも重要。