ライフスタイルによって、車を持つか持たないか、あるいはカーシェアリングサービスを利用するかなど、現代ではさまざまな選択肢が選べるようになっている。その中で車を購入すると決めた場合、決して安い買い物ではないからこそ、できるだけ余裕を持って検討を進めたい。個人の好みや使い方によって最適な車は異なるが、納得のいく一台を見つけるために、知っておきたいポイントをいくつか紹介しよう。
車選びのポイント
新車か中古車かを決める
まず検討したいのが、新車にするか中古車にするかという点だ。新車は最新モデルを選べるほか、メーカー保証が充実しており、故障のリスクが低いという安心感がある。一方で中古車は、購入価格を抑えられることに加え、選択肢が豊富で、車種によっては比較的早く納車されるというメリットがある。予算や「どれくらいの期間その車に乗る予定か」といった点を考慮しながら、自分に合った選択をしたい。
車種タイプを絞り、予算を決める
次に購入車種を考えよう。希望の車種があればディーラーにカタログを請求したり、インターネットで情報を集めたりして候補を絞っていく。同時に予算についても検討が必要だ。自動車ローンを利用する場合は、月々どの程度までなら無理なく返済できるのかを具体的に考えておこう。新車購入時は、車両本体価格に加えて登録費用や税金などの諸費用も発生するため、これらを含めた予算設定が重要となる。
購入先の検討
車を少しでも安く購入するには、複数の車種やディーラーを比較し、競合させながら商談を進めるのが基本だ。価格や条件は店舗によって異なるため、いくつかの販売店を検討することが大切。渡米前に車の購入を考えている場合は、オンラインで手続きを進められるサービスを活用しよう。
下取り車の買い取り相場を調べる
車の買い替えで新車を購入する場合、現在の車をディーラーに下取りに出す人は多いが、下取額と中古車買取専門店の査定額には差が出ることもあるため、複数の選択肢を比較することが大切だ。また、駐在などで滞在期間が限られている場合は、数年後に売却した際の想定価格もあらかじめ調べておくと、購入時の判断材料として役立つ。
車の色について
一般的に、「黒・白(パールホワイト)・シルバー」といった万人受けしやすいボディカラーは、買い替え時の下取り価格で有利になることが多い。車種によっては、原色系のカラーと比べて下取り価格に差が出ることもあるほどだ。そのため、特に色に強いこだわりがない場合は、これらのボディカラーを選ぶのも一つの選択肢だろう。一方で、車は人によっては毎日運転する大切な存在でもある。長く付き合うものだからこそ、最終的には自分が最も気に入った色を選ぶことをおすすめしたい。
運転のしやすさ
運転の得意・不得意には個人差があるが、視界の良さやミラーの見やすさ、前後の距離感のつかみやすさなどは、運転のしやすさに共通して影響する要素。特に運転に慣れていない人や、車に強いこだわりがある場合でも、自分が安全に運転しやすいと感じる車を選ぶことは重要だ。
維持費・燃費
車は購入後も継続的なランニングコストがかかる。ガソリン代に加え、オイル交換やタイヤ交換などの定期的なメンテナンス費用、さらに自動車保険料も考慮しておきたい。自分のライフスタイルに合わせて、燃費の良い車種を選ぶ、手入れや修理がしやすい車を選ぶといった視点も、無理のない車選びにつながる。
ローンとリースの違い
車は高額な買い物だからこそ、支払い方法を選ぶことが重要になる。ローンとリースの違いを簡単に言うと、ローンは支払いを終えれば車が自分のものになるのに対し、リースは契約が終了しても車は自分のものにはならないということ。この違いを理解し、それぞれのメリット・デメリットを見極めることで、自分に合った購入方法を選ぶことができるだろう。
ローンの特徴
ローンの特徴は、完済すれば車が完全に自分の所有物になること。リースと違い、走行距離や使用方法に制限がなく、自由に使えるので、長く乗りたい、走行距離の制限が気になる(リースには走行距離の制限がある)、車を自由に使いたいという人にはメリットも大きい。
また、購入時に頭金の額を決めることで月々の返済額を調整できるので、自分の予算に合わせた支払いプランが立てられる。ローン支払い期間中、車の所有者は融資を行った金融機関となるが、自分の意思を反映したファイナンスプランが立てられるため、「愛車」として愛着を持つことができるという精神的なメリットも大きいだろう。ただし、ローンの審査ではクレジットスコアが重要になる。スコアが低いと金利が高くなる場合があるため、ローンを検討している人は事前に確認しておこう。特に、渡米直後はスコアがない(信用情報がない)ことが一般的なので、急ぎでローンを組みたい場合は、外国人向けのローンプログラムを扱うディーラーに相談してみるのがおすすめ。そのほか、頭金の準備(目安は購入価格の20%以上)、保険、メンテナンスなどの諸経費は自己負担となるため、計画的な自己管理が求められる。初期費用や年間の維持費など、しっかりと考慮することが望ましい。
リースの特徴
リースで車に乗る場合、所有者はリース会社であり、自分の車にはならない。しかし、リースは好みの車種や色、装備を自由に選べるため、まるで自分の車のように楽しめるという特徴がある。また、ローンとは異なり、リース契約では契約終了時の車の査定額を差し引いた金額を基に月々の支払いが決まるため、月々の支払い額が抑えられるというメリットがある。さらに、自動車の諸経費が支払いに含まれていることが多く、ガソリン代以外の負担が少なく済むため、手軽に好きな車に乗ることができる。メンテナンスの手間も省けるため、社用車での利用に向いている場合もある。
一方で、リースには年間走行距離の制限があり、設定を超えた場合には追加料金が発生する。また、基本的に契約期間を途中で解約することはできず、解約にはペナルティー料金が必要になるので注意が必要。リース契約満了後に車を買い取ることも可能だが、結果的にローンよりも割高になる場合もあるため、自分のライフスタイルに合った選択をすることが大切だ。
ローンかリースかを決める際は、専門家のアドバイスを受けながら慎重に検討することをおすすめする。
購入価格の最新情報
ハイブリッド車の人気は年々高まっており、現在では選択肢の主流となっている。在庫状況は大幅に改善されてきているものの、依然として十分とは言えない状況が続いている。ガソリン価格の高止まりを背景に需要が集中しているため、多くのディーラーでは人気車種を定価に上乗せして販売している。一方、上乗せを行っていないディーラーでは、2カ月から半年程度の納車待ちとなるケースが多く、購入を検討する場合は早めの問い合わせが望ましい。