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【住まい】自宅の住み替え準備と注意点

2023.07.19

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み替えをすることで、より快適な住環境を手に入れることができるとわかっていても、長年住み慣れた家を手放すのは、心の整理もつきにくく、なかなか行動は起こせないものです。心の負担をできるだけ少なくし、無理なく効率よく家の住み替えを進めるためには、早めにプロの力を借りて、しっかりとした計画を立ててから臨むことが大切になるでしょう。 「家の売却を決めたら、早めにプロにご相談を!」

 税理士もしくは国際税務会計士  


家を売却することが決まったら、想定される固定資産税額に加えて、売却にあたって受けられるかもしれない税の優遇措置などについても事前にプロと確認することをお勧めします。固定資産税は、過去5年間のうち最低2年以上物件を自宅として利用していた場合、確定申告の際に売却利益のうち25万ドルまで、夫婦合算申告の場合は50万ドルまで控除が受けられます。また2021年に新たに施行されたプロポジション19により、ある一定条件を満たしていれば、次のような固定資産税の優遇措置を受けられるようになりました。
 
① 55歳以上のホームオーナーがカリフォルニア州内で自宅の買い替えをする場合、現在の自宅の固定資産税評価額をそのまま新しく購入する自宅に適用することが可能です。
② 家族間で家の名義変更をした場合、新しいオーナーが自宅として使うなどの一定条件を満たせば、固定資産税評価額を実際の市場価格よりかなり低くおさえることが可能です。  

また日本へ永住帰国をお考えの方は、不動産売却の時期と帰国のタイミングによって税金や節税対策がかなり違ってきますので、日本と米国の両方の税務に長けた国際税務会計士にご相談なさって、ご自分の状況に合った売却と帰国計画をしっかり立ててから進めるのが良いでしょう。加えて、永住帰国にあたって市民権やグリーンカードを放棄される場合は、出国税がかかる場合がありますので、ご自分が出国税の課税対象かどうかも事前に確認しておきましょう。

不動産エージェント  


家の住み替えが決まったら、できるだけ早い段階で不動産エージェントを家に招いて、家の売却のために必要な準備や売却終了までのスケジュールについてご相談なさることをお勧めします。不動産マーケットは季節やその時々の経済状況などによって大きく影響されやすいため、不動産エージェントの助けを借りて、家をマーケットに出すための最適なタイミングと詳細な売却計画を早めに割り出しておきましょう。また、売却後手元に残る金額を最大化するために、どの程度の修繕・リモデルをすればより効率良く回収ができるか、買い手に好まれる素材やデザインはどんなものかなど、経験豊富な不動産エージェントからアドバイスを受けるのも有効です。エージェントは、リモデルに必要な各種業者の紹介をすることもできます。




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