映画ロケ地の大牧場 不動産市場に登場
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映画「宇宙戦争」や「バビロン」のロケ地として知られる、ベンチュラ郡の大規模牧場「ランチョ・テメスカル」が、4400万ドルで売りに出された。物件はロサンゼルス市中心部から北約65キロに位置し、約5600エーカーの広さがある。果樹園や放牧地、馬術施設、イベント会場などを備え、農業経営と映像制作の両立が可能とされる。敷地内には稼働中の油田もあり、ロイヤリティー収入が発生するという。所有者は金融業者で競走馬ブリーダーだった故ジェド・コーエン氏の一族で、2000年に同地をテキサコから取得後、修復やインフラ整備に3000万ドル超を投じてきた。物件は、ロサンゼルス市中心部から半径約30マイルに設定された映画業界の撮影区域「30マイル圏」内にあり、この区域内では撮影時の労務手続きが簡素化され、制作コストを抑えやすい点も売りとされている。
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