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教えて ベイエリアの先生 SF弥生書道教室 千石 弥生先生

2025.09.03

配信

サンフランシスコ弥生書道教室
千石 弥生先生

ベイエリアで11年にわたり、書道を教えている弥生先生。確かな腕と丁寧な指導、 そして和やかなクラスの雰囲気から多くの生徒が楽しみながら通っている。 明るい性格で慕われる弥生先生に話を伺った。



書道の先生になったきっかけ


書道と出会ったのは小学1年生の時。近所に住んでいた、綺麗な字で評判の故・吉村綾子先生のお習字教室に通ったのが始まりです。先生のお教室は週5日、夜7時まで開かれ、約250名もの生徒が通っていました。先生は、とても優しいおばあちゃん先生でしたが、子ども達が大声で騒ぐと雷を落とすこともありました。私は大人になっても通い続け、騒がしい教室の中でも、子ども達の話に耳を傾けながら書くのが好きでした。精神を静めて集中する書道とは程遠い環境でしたが、その頃から「いつか吉村先生のような先生になりたい」と思っていました。

 生徒と向き合う中で心がけていること  


私の生徒は、子どもから大人まで、初級から上級まで幅広い層にわたります。そのため、一人ひとりに合わせた手本を用意し、時折、会話を混ぜながらリラックスして書けるように心がけています。筆が思うように動かないときは「それは間違いではなく、次のストロークで調整して、全体のバランスが取れれば良い」と教えています。基本が身についていれば、必ずしも手本通りでなくてもいいんです。書道は「道」がつく日本の伝統文化であると同時に、「書はアート」だと考えています。生徒が自分の考えや想い、感情をバランスよく表現できるよう導くことが、私の役割だと思っています。

 今後の目標  


自宅で書道教室を始めて11年、さらに2年前からはサンフランシスコ日本町でも教室を開き、現在30名の生徒と楽しく学んでいます。今後の目標は三つあります。一つ目は、初弟子の誕生です。現在、11名の生徒が特待生や師範取得を目指して挑戦しています。9月には昇級段試験があり、師範試験を受ける生徒がいます。合格すれば、ついに初弟子が誕生します。二つ目は、月1回のワークショップを継続すること。英語が苦手でこれまで避けてきましたが、日本語を知らない方にも「書はアート」の魅力を伝えていきたいと思い、毎月ワークショップを開催しています(Eventbriteにて告知)。三つ目は、サンフランシスコ桜祭りへの出展です。2026年からは「弥生書道教室」として出展することを決めました。自分の作品だけでなく、生徒やワークショップ参加者の作品も展示し、皆さんにお届けしたいと思っています。

サンフランシスコ弥生書道教室
【住所】1759 Sutter St., San Francisco(北加日米会館)
【Eメール】yyihyte33@yahoo.co.jp
【インスタグラム】@yayoi_calligrapher

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