くるみ日本語クラス
幼児クラス担当： 谷口 真由美先生

イーストベイのプリーザントヒルにある「くるみ日本語クラス」は、幼児から中高生、 また大人も対象とした日本語学校。文科省認定の海外補習授業校でもある同校で、 幼児クラスを受け持つ谷口先生にお話を伺った。

         

どんな子ども時代でしたか？

本を読むことが大好きで、小学生のころは1人でバスに乗って、となり町の図書館に行くのが何よりの楽しみでした。学校帰りには男の子達に混じってドッジボールをしたり、自転車で遠出をしたり。祖父のとなりに座って時代劇を見るのも好きで、そこからチビッコ歴女に。日本史研究の意欲はその後、大学まで続きました。

 教育の仕事を目指したきっかけ 　

息子の幼稚園で先生の助手をしていた時、クラスに馴染めない発達障害のお子さんをどう助けられるかと悩みました。すべての子どもが胸を張って長所を伸ばし、自信をつけ、笑顔で過ごせる教育環境をつくりたい、子育てに悩んでいる親御さんの悩みを聞き、寄り添える存在になりたいと考え、幼児教育学を学ぶ決心をしました。

 生徒たちと向き合う中でのこだわり 　

本校では少人数制で一人一人と向き合ったきめ細かい指導をしています。一人ひとりに愛情を持って接し、その表情やしぐさから小さなサインを拾い取ること、子ども達が安心して自己発揮できる環境をつくることを大切にしています。また子ども達が強く興味を示す事があれば柔軟にカリキュラムに変更を加え、そのテーマを深掘りして「学ぶことの楽しさ」を肌で体験できるように心がけています。

 休みの日の過ごし方 　

主人とゴルフの練習や散歩をして過ごしています。また、家から遠く離れて大学や大学院に通う3人の息子たちを順に訪ねて、一緒に街歩きをしたり地元のおいしいものを食べたり、そんな小旅行を楽しんでいます。

 生徒さん、親御さんに向けて 　

どのお子さんも未来に羽ばたく沢山の可能性を秘めています。お子さんの「できないこと」を嘆くのではなく、「得意なこと、強く興味を持っていること」をとことん伸ばしていってあげてください。そうしてはぐくまれた自信はお子さんが困難に立ち向かう時の盾となり、逆境を乗り越える力となります。 　

受け持った子ども達が、高校生になっても日本語学習を続けている姿を見るのはうれしいです。教え子の成長を見守ること、その子ども達が将来「日本につながる自分」に誇りを持ち心豊かな人生を送れるよう、日本語教育の入り口となる幼児期をこれからも大切に導いていくことが私の願いです。

くるみ日本語クラス
【住所】2261 Morello Ave., Bldg. C, Pleasant Hill, CA, 94523 US
【電話】925-289-8296
【Eメール】kuruminihongo@gmail.com
【ウェブサイト】kurumi-japanese.com