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【住まい】高齢者になっても 住みやすい住宅

2023.07.19

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家は、自分だけではなく子供の代にも引き継がれていくことも多いものです。その間、新しい生命の誕生もあれば、どなたかの老化・介護というシーンが巡ってくるのは自然なことです。このことを考えると、誰もが使いやすい「バリアフリーの家」はとても便利です。高齢者になってからも住みやすい家は、誰にとっても使いやすい家です。では、バリアフリーの家はどうやって作ればよいのでしょうか。家を建てるときから意識しておくとよいことをご説明します。  

バリアフリーとは、高齢者や障害者などが生活する上で支障となるものを取り除くことを指します。一番分かりやすい例としては、部屋と部屋、部屋と廊下の間に段差がないことでしょうか。つえや車椅子を使って室内を移動するとき、ほんの数センチの段差であっても大きなストレスを生みます。高齢者になってからも住みやすいバリアフリーの家は、段差だけでなく、他の部分での工夫も大切です。

 ①トイレ ―寝室のそばに配置、広めにつくる  


家主である方々の寝室そばにトイレを作っておけば、体が思ったように動かなくなったとき、ヒートショック(温度差による心臓麻痺などの身体的トラブル)が気になる季節になったとき、寝室そばのトイレはとてもうれしい造りです。できれば広めに作り、手すりを設けてください。車椅子でも使えるトイレは、介護をする方にとってもうれしいものです。

 ②洗面 ―高さに注意、ベンチを設けても便利  


洗面台を作るとき、高さに注意してください。健康な方が立って使用するのによい高さと、車椅子生活になった方が座った状態で使いやすい高さはかなり異なります。最初から車椅子生活を想定した高さで作っておくのはいかがでしょうか。健康な大人には少々低いかもしれませんが、お子さんや高齢者・車椅子の方にはとても便利です。洗面台の下部も、車椅子のまま洗面台に近づけるよう、下部の収納スペースを取り払った洗面台が便利です。まだまだ車椅子は先、という方であっても、長時間立っていることがつらいこともあるでしょう。これを解消するため、洗面そばにベンチやイスを置けるスペースを確保しておくのもよいです。

 ③床は毛の長いカーペットやエリアラグは避ける  


カーペットのたるみ、シワなどが足に絡み転倒の原因になるケースが多くあります。ウッドフロアやタイル床、ビニール床などは凹凸が少ないので、足の不自由な杖を突いた人や車イスの操縦には断然よく、段差は2分の1以下にすると乗り越えがだいぶ楽になります。

④ドアは最低32インチ  


ドアのサイズは最低32インチ以上にしておけば大体の車椅子は通ることができます。  

「バリアフリー住宅」で大事なのは、その家に住む人が「安心・安全・快適」に生活できることを前提としデザインすることです。



895 Kansas St., San Francisco, CA 94107

http://makitaconstruction.com/

415-401-1525

1982年に設立した総合建築会社。総合的な建築業全般とインテリアデザイ ンのサービスをローカルエリアにて提供する。一般住居のみでなく商業用物 件の建築・デザインについても数々の実績があり評価を得ている。

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