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【住まい】「As-Is」だから 「修理しない」は本当にお得?

2026.07.15

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【住まい】「As-Is」だから「修理しない」は本当にお得?



 売主から「As-Isで売るので、何もしなくていいですよね?」とよく聞かれます。「As-Is=何もしなくていい」は大きな誤解です。As-Is Saleとは「そのまま放置して売る」という意味ではありません。売却前にどこまで準備を行うかはケースバイケースですが、多くの売主はより高い売却価格を目指して、可能な範囲で修理や改善を行ってから市場に出しています。As-Is Saleとは、売主が追加の修理や修理費のクレジットを提供しないことを前提とした売却方法です。

 「修理費を払うこと」と「利益を増やすための投資」は別物です。例えば、床の修理に1万ドルかけたら、売却価格が2〜3万ドル高くなるのは珍しくありません。それは修理費ではなく投資です。予算があるのに「As-Isだから」と何もせず売り、買主から修理費を見込んで大幅に値引かれるのはもったいないです。より高い価格で売るために、事前に修理や清掃、庭の手入れ、塗装、床の研磨やカーペット交換、ステージング、ホームインスペクション、シロアリ検査などを事前に売主が行うことは一般的です。予算内でできる限りの準備を行った上で、As-Isで売るというのが最も標準的な売却方法です。

 ただし大規模リモデルや高額な設備交換は、費用を回収できないこともあります。大切なのは、「いくらかけるか」ではなく、「どこにお金をかけるか」です。

 As-Isだからといって、知っている欠陥を隠してもいいわけではありません。As-Isでも開示義務はなくなりません。たとえ売主にとって不利な情報であっても、正直に開示することが、後々のトラブルを避ける最大の防御になります。

 何もしないと決めたとしても、カリフォルニアの法律で、売主は必ず、煙検査器・一酸化炭素検査器を決められた場所に決められた数だけ取り付けて売らなければなりません。ベイエリアの一部の市では、不動産売買の際に下水管の検査や交換が求められます。これは買主にその責任を引き継いでもらうことができますが、その分の費用は売却額に反映します。その他、バークレーではBESOというエネルギーに関する検査と修理、サンフランシスコでは節水に関する検査と修理が義務付けられています。ローンを組む買主は必ず火災保険を購入しなければならないので、保険がおりる最低限の電気系統のアップグレードを行わないとキャッシュで購入できる買主のみを探すことになり、購入希望者の数が減ってしまいます。

 売却前の適切な投資が、結果的に売主の利益を増やすことも少なくありません。信頼できる不動産エージェントに相談して不動産売却益を老後資金に活かしていきましょう。

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