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なでしこ、サンノゼで米に1―2惜敗 前後半立ち上がりの失点響く

2026.04.13

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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は11日、サンノゼのペイパル・パークでアメリカ代表と国際親善試合を行い、1―2で敗れた。アジアカップ優勝後にニルス・ニールセン監督が退任し、狩野倫久監督代行が指揮を執る体制で迎えた北米遠征初戦。強豪を相手に持ち前の技術で肉薄したが、前後半の立ち上がりに喫した失点が大きく響く形となった。
 試合は序盤、ホームのアメリカが勢いを見せた。前半9分、日本はセットプレー後のルーズボールへの反応が遅れると、代表復帰を果たしたトリニティ・ロッドマンの折り返しを、この日が代表通算100試合出場の節目となったローズ・ラベルに蹴り込まれ先制を許した。さらに後半開始直後の48分、こちらも久しぶりの代表復帰となったソフィア・スミスのシュートの跳ね返りを起点に再び失点。0―2と苦しい展開を強いられた。
 日本は61分、途中出場の林穂之香のアシストから植木理子が頭で合わせ1点を返した。その後は細かいパス交換から相手の隙を突き、アメリカを自陣に釘付けにする時間帯も作ったが、あと一歩及ばず同点ゴールには至らなかった。


「非常に手強いテスト」米監督が日本を称賛
 
対するアメリカのエマ・ヘイズ監督は、試合後「非常に手強いテストを求めていたので、この結果に満足している。日本は信じられないほど素晴らしいチームだ」と対戦相手を称賛。1得点1アシストでMVPに選ばれたラベルも「日本は常に戦術的に賢く、少しでも油断すると突いてくる。今日はチームとして勝ち切ることができた」と、節目の100試合目を勝利で飾った喜びを語った。

崩れた「ゲームの入り」 守備の隙を突かれる
 狩野監督代行は「非常に個の能力も強度も高い、本来のアメリカ代表だと感じた」と脱帽しつつ、「日本の技術やアクションは十分通用すると感じたが、立ち上がりの失点でもったいないゲームにしてしまった。0―1で折り返し、返せるプランを持って臨んだ後半開始直後の2点目が痛かった」と悔しさを滲ませた。日本は今回のアメリカ遠征に向け、アジア諸国との対戦とは異なる、オープンな展開を想定した練習を積んできた。スペースの創出やスピードアップのタイミングを共有してきたが、指揮官は「最後のクオリティが足りなかった」と唇を噛んだ。また、「スタンドとピッチが非常に近く、選手も歓声を間近に感じていた。アメリカのサッカー熱を感じられた」と語り、会場となったペイパル・パークでの雰囲気についても言及した。

長谷川唯「負ける内容ではなかった」
 
キャプテンの長谷川唯は、敗戦の中にも確かな手応えを口にした。「もったいない試合だった。失点の時間帯や流れを見ても、負ける内容ではなかった。でも、これこそがアメリカと対戦する時にいつも感じる差」と振り返る。守備面については「1失点目も2失点目も、周りに人がいながらボールに行ききれなかった」と課題を挙げた一方、相手の攻撃については「数年前のアメリカに感じた縦へのスピードは正直あまり感じなかった」と語り、次戦への修正を誓った。



photo: YusukeYamamuro

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