アメリカンチェリー、この季節がやってきた!
アメリカンチェリーの季節がやってきた。今年は2月から3月にかけて温暖な天候が続いたため、例年よりも早くチェリー狩りをスタートした農園が多い。まずは、アメリカンチェリーの主な種類と、成分や健康効果をおさらいしよう。
チェリーの成分と効果
みずみずしい美味しさが魅力のアメリカンチェリーは、実は栄養価も高く、これからの季節にぴったりのフルーツ。ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいるだけでなく、特に注目されるのが抗酸化作用。アメリカンチェリーの濃い赤色の果皮には、ポリフェノールやアントシアニンが豊富に含まれ、動脈硬化の予防、疲労回復、アンチエイジング効果が期待できる。また、アミグダリンやケルセチンといった成分も含まれており、炎症の抑制、アレルギー反応の軽減、血液をサラサラにする効果も。さらに、他のフルーツに比べてカロリーが低めなのもうれしいポイント。美味しくて、体にも嬉しいアメリカンチェリー。今夏は積極的に取り入れて、季節の変わり目を元気に美味しく乗り切ろう!

アメリカンチェリーの
品種と名前の由来

ビング
Bing Cherryアメリカのスーパーマーケットなどで出回っているサクランボのほとんどが、このビング種だ。濃い赤紫色の大きな果実で、酸味が少なく甘味が強いのが特徴。別名「ダークチェリー」とも呼ばれる。ビングチェリーは、北米西海岸のオレゴン州、ワシントン州、ブリティッシュコロンビア州(カナダ)および米中西部ウィスコンシン州で盛んに栽培されている。ビングという名前は、1870年代にオレゴン州の園芸家セス・ルウェリングと品種開発にあたっていた作業主任アー・ビングの名前に由来する。
レーニア
Rainier Cherry日本でもギフト用として人気が高い「佐藤錦」に比較されるほど名高いレーニア種は、色は赤と黄のグラデーションで、大粒でこくのある甘味、適度な酸味が特徴。レーニアチェリーはオレゴン州、ワシントン州、カリフォルニア州でも昼夜の寒暖差の大きい地域で栽培されることで、甘みが引き出される。ワシントン州で誕生したレーニアは、標高4329メートルのレーニア山から名前を取っている。
ブルックス
Brooks Cherryこちらも身がしっかりとした濃い赤色の大粒で、歯応えはビング種に似ているといわれる。甘味と酸味のバランスが良いものが多い。ビング種よりも収穫時期が早いので、チェリー狩りのシーズン開始時にお目にかかる種類となる。
コーラルシャンパン
Coral
Champagne Cherry光沢のある深い赤色を帯びたコーラルシャンパンの粒はやや大振りのものが多く、酸味控えめで甘さはビング種に近いといわれている。育てやすいため、ブレントウッドの果樹園でも、チェリー狩りではこの種類が採れるところが多い。
🟥チェリー狩りの
マナーとルール
1. 果樹には登らない。木が折れてしまったり、枝が傷ついて
病気や虫に感染する恐れが高まってしまうことも
2. よく熟した実だけをとること。あまり熟していない実をとってしまった時も必ず買い取る
3. 枝を引っ張って実をとらない。一番いい実は木の中心に近い低い場所にあることが多い
4. ファームの中で勝手にお弁当を食べたりしない。飲み終わったペットボトルは持ち帰る
5. 食べる(近所に配る)量だけ収穫する。もぎたての新鮮さが保てるのは1週間程度
6. 試食はOKだが、その場で大量に食べない。たくさん食べた時は精算時に余分にお金を払う
🟥知って得する
チェリー狩りのTips
・駐車スペースに限りがあることが多いので、できるだけカープールしていく
・朝は寒いこともあるので、体温調節できる服装を着ていく
・ファームによっては容器が有料のため、持ち帰り用の箱や容器を持参する
・地面がぬかるんでいることがあるため、歩きやすい靴を履いていく(サンダル禁止の場所もあるので注意)
チェリー狩りのお薦めスポット 果樹園が集まるブレントウッド
自分の手で摘んだチェリーはまた格別。ここではベイエリアから日帰りで行けるチェリーファームを紹介する。天候などの状況によって、営業状況が変動するので出掛ける前に必ずファームに問い合わせること。そのほか、現金払いのみ、ペット同伴、場内での飲食不可など、各ファームで決められたルールに注意してチェリー狩りを楽しんでほしい。ここで紹介できるのはごく一部。ウェブサイト「Harvest Time in Brentwood(harvest4you.com)」で、ファームの検索、行き方、営業時間などをチェックしよう。
Bloomfield Cherries
4代にわたって続く同農場で採れるのは、ブルックス種とコーラルシャンパン種。採ったサクランボは、現金のみでの買取りとなる。今シーズンのチェリー狩りはすでに始まっている。最新の状況はウェブサイトで確認を。
【住所】
501 Payne Ave., Brentwood CA 94513
【電話】925-550-5539
【ウェブサイト】
www.bloomfieldcherries.com
Cherry Time
Bloomfield Cherriesの姉妹農園として同じく人気。15エーカーの農園内で、時期によってビング、レーニア、コーラルシャンパンなどさまざまな種類のサクランボを採ることができる。収穫したチェリーの買い取りは現金のみ。今シーズンのチェリー狩りはすでに始まっており、水曜日から日曜日の午前9時から午後5時まで営業している。
【住所】
1875 Walnut Blvd., Brentwood, CA 94513
【電話】925-550-5539
【ウェブサイト】www.cherry-time.com
Bacchini's Fruit Tree
1945年から続く家族経営の農場。ホワイトレーニア種などの収穫が可能。入場にはチケット購入が必要。事前予約を推奨しているが、空きがある場合のみ当日券の販売も行う。今シーズンのチェリー狩りはすでに始まっており、現在、アプリコットやビワ、ポピーなどのピッキングも可能。
【住所】
2010 Walnut Blvd., Brentwood, CA 94513
【電話】925-634-3645
【ウェブサイト】www.brentwoodfruit.com
The Cherry Pit
(旧 Chavez U-Pick Cherries)
コーラル種、ブルックス種などを栽培する果樹園。現在、収穫時期の早い品種のチェリー狩りが可能となっている。毎日午前8時から午後6時まで営業しており、1ポンド4.50ドルでの買い取りとなる。訪問の前にウェブサイトで営業状況を確認すること。
【住所】
23800 Marsh Creek Rd., Brentwood, CA 94513
【電話】925-625-3994
【ウェブサイト】www.thecherrypitupick.com
Nunn Better Farms
家族経営の農場で、150年以上にわたり、最高品質の果物、野菜、農産物を地域社会に提供している。チェリー狩りはすでにオープン。予約不要で入場できる。オリーブオイル、ワインも販売してる。
【住所】
2777 Sellers Ave., Brentwood, CA 94513
【電話】 925-813-1566
【ウェブサイト】www.nunnbetterfarms.com
G & S Farms
チェリーの他にもトウモロコシやカボチャなどを栽培する大規模な農園。現在は、5つの果樹園のうち3つでチェリー狩りがスタートしている。事前にウェブサイトで免責事項フォームへの登録が必要。詳細についてはウェブサイトで確認すること。
【住所】2490 Sellers Ave., Brentwood, CA 94513
409 Sellers Ave., Brentwood, CA 94513
2315 Sellers Ave., Brentwood, CA 94513
【電話】925-634-1929
【ウェブサイト】www.gsfarms.net
Freitas Cherry Ranch
コーラルシャンパンの栽培に特化している果樹園。今シーズンのチェリー狩りは5月16日(土)を予定している。予約推奨。
【住所】
555 Hoffman Ln., Brentwood, CA 94513
【電話】925-634-5461
【ウェブサイト】www.freitascherryranch.com
5 Star Cherries
家族経営の農場で、複数種の品種を栽培している。今シーズンのチェリー狩りは5月2日に始まったばかり。開園状況はウェブサイトにて確認すること。
【住所】
28752 Marsh Creek Rd., Brentwood CA 94513
【電話】925-759-2124
【ウェブサイト】www.5starcherries.net
Maggiore Cherry Ranch
4つのロケーションで展開している。支払いは現金かチェックのみ。各園の開園状況はウェブサイトで確認を。
【住所】
2400 Walnut Blvd., Brentwood, CA 94513
【電話】925-634-4176
【ウェブサイト】maggioreranch.com
Seko Ranch
レイニアとビング以外の種類のチェリーもあり、収穫して選別済みチェリーの販売も。今年のチェリー狩りは14日から始まったばかり。最新の情報はフェイスブックで確認を。