ワイオミング大学は10月1日、5日に予定されていたサンノゼ州立大学女子バレーボール部との試合を放棄すると発表した。サンノゼ州立大学は9月14日の南ユタ大学戦と28日のボイジ州立大学戦でも、相手校の試合放棄による不戦勝が成立しており、3校ともに棄権の理由は明かしていないものの、サンノゼ州立大学の女子バレーボール部にトランスジェンダーの部員がいること、そして全米大学体育協会の規則がその選手の出場を認めていることに抗議しているものと推測されている。この件に関してワイオミング州のマーク・ゴードン州知事は「女子競技における誠実さと公平さを守ることは非常に重要なことである」と述べている一方で、サンノゼ州立大学は「全ての規則を遵守しているアスリートたちの出場機会が奪われている現状は残念なものである」との声明を出している。