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ハイイロオオカミ 加州で個体数倍増

2024.09.09

配信

 絶滅危惧種に指定されているハイイロオオカミの、カリフォルニア州において確認されている7つの群れのうち5つで、それぞれ複数の子どもが生まれたことが9月6日の報告書により明らかになった。州の魚類野生生物局によると、同州原産であるハイイロオオカミは、これまで州内では30頭の生息が確認されていたところ、新しい子どもの誕生により個体数は65頭へと倍増したという。ハイイロオオカミは1920年代には狩猟により絶滅寸前まで追い込まれていたが、オレゴン州南部から移り住んできたジャーニーという群れの観察をきっかけに、個体数が回復傾向にあった。州の生物多様性センターのアマロック・ワイス氏は発表にて「この素晴らしい種がかつて故郷と呼んでいた土地に戻り、子どもが誕生したというのはこの上なく感動的なことだ」と述べた。

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