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ファストフード店賃上げ 州法施行も混乱か

2024.04.03

配信

 カリフォルニア州で4月1日、ファストフード店で働く従業員の最低時給を20ドルに引き上げる州法が施行された。ファストフード業界と労働組合の間の取り決めを元に制定されたこの州法だが、従業員が適用対象となるには、店舗が全国に60店以上を展開するチェーンであることや、テーブルサービスを行わず事前に注文しカウンターで受け取る形式をとっていることなどの条件を満たしている必要がある。しかし空港、ホテル、テーマパークや美術館などの施設内の店舗は適用外となるほか、パンを単品メニューとして販売している店舗では、生地に既製品を用いている場合には法律の適用外になるなど、この法律がどの店舗に適用され、どの店舗に適用されないのか、しばらくは不明確な状態が続く可能性があることが一部の法律家などにより指摘されている。

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