サンフランシスコ市上空に発生した大気の川の影響により、同市は12月31日、国立気象局が統計を取り始めた1849年以降2番目に多い降水量を記録した。これまでの24時間の最多降水量は1994年11月5日に記録された5・54インチで、今回はそれに次ぐ5・46インチ。これは12月に記録した降水量の50%近くを占めるという。また、オークランド市では同地域最多となる4・75インチを記録、レッドウッドシティ市でも同地域3番目となる4・47インチを記録した。大気の川とは大量の水蒸気を運ぶ細長い水蒸気帯であり、カリフォルニアでは年間降水量の約30から50%に大気の川が関与しているという。ベイエリアではさらに4日から5日にかけて今回の雨と同等か、それを超える大雨が予想されている。