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貸電動スクーター企業 SFから撤退表明

2023.02.21

配信

 電動スクーターのレンタルを行うバード(本社・マイアミ)がサンフランシスコ市からの撤退を表明した。バードは声明の中で、市の厳しい規制、特に罰金制度が経営の安定を阻害しているための決断であるとした。同社によると、サンフランシスコ市は駐車違反などに関して、他の都市に比べて5から6倍の金額の罰金を課すという。また市のオフィス街の空室率の高さを引き合いに出しつつ、「この街では市民のためになるビジネスで利益を上げるのは難しくなっている」と語った。同社は2018年以降市内で1500台規模で事業を行ってきていた。一方サンフランシスコ市によると、同市のように密集した都市では安全のために厳しい規制を設けることに合理性があり、実際にボストンやモントリオールなどではスクーターが全面的に禁止されているという。

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