日本から米国へ引っ越して新居を探すにあたって、物件選び・入居手続きでつまづく人も多いだろう。入居までに必要な地域情報、資金、書類、各種手続きを事前に把握して、スムーズに生活が始められるように準備しておこう。ここではベイエリアの住宅探しのポイントについて説明する。
物件探し時
地域選びのポイント
多くの人が、勤務地や学校との距離を考えて住まいを探す傾向がある。それぞれ車で20分圏内で探すのが一般的だ。ファミリーで新居を探す場合は、子どもが通う学校区の情報も押さえることが大事。「Great School」のウェブサイトでは学校レベルの情報や、学校の特色を見ることができる(www.
greatschools.org)。米国入りしてから新居を決めるまで時間が限られている場合は、興味のある地域を2つくらいまでに絞っておくと良い。
建物タイプの選定
建物のタイプは大きく分けると以下の2種類に分類できる。
1)戸建て住宅
広い庭が付属しているなどプライベート感が高く、より米国らしい生活が手に入る。大家が個人の場合が殆どなので、トラブル対応のクオリティーにはムラがあることを理解しておきたい。
2)アパートメント
住宅設備(プールやジム、セキュリティー)が充実している。大家が不動産貸付業をビジネスとしている法人なので、トラブル対応には安心感がある。集合住宅なので隣人や上下階への音のトラブルには注意をしたい。
物件選びのポイント
1つの物件だけを見ても相対的な判断をするのは難しいが、いくつかの物件を見ると判断基準が明確になるはず。物件見学では、窓の向き、キッチンの大きさ、室内に洗濯機・乾燥機があるかどうか、駐車スペースは何台置けるかなど、好みの条件を確認しよう。駐在員の場合、契約期間中の途中解約条件の相談もしておくと良い。
申し込み~入居
申込みの流れ
借りたい物件が決まったら、申込みの手続きに入る。初めて米国で部屋を借りる人は、オファーレター(年収の確認)と日本のパスポート(本人確認)を提出することにより、与信判断をしてもらう。勤務先が家賃を補助してくれる場合は、その金額をオファーレターの年収額に含めると良いだろう。申込書と一緒にこれら資料を提出して、大家からの受け入れ可否の連絡を待つ。
契約と入居
申込が受理されると、無事入居手続きに入る。入居日までに下記を準備して、入居となる。
- 契約内容の確認とサイン
- 保険の加入
- 電気ガス、上下水道、インターネット契約
- Security Deposit、1カ月目の家賃の支払い
情報提供:Starts Pacific, Inc - SAN JOSE
kaigai.starts.co.jp/sanjose