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アメリカの医療のしくみ

2021.06.21

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アメリカの医療のしくみはとても複雑。いざという時に慌てないよう、その基本を理解しておこう。また高額な医療費も、多少は節約できる場合もあることを知っておくと便利だ。

保険

 保険の給付内容は保険会社とプランにより大きく変わる。PPO、HMO、Kaiserなどのオプションにより受診できる施設が決まるが、主な違いはPPOだと選択肢が広がることだ。契約は、新規加入を除き年末に翌年の加入保険を決め、年が変わればリセットされる。給付内容の不明な点は保険会社に問い合わせる必要があるが、その際Copay(サービス時負担金)、Deductible(年間免責額)、Adjustment(契約に基づく割引)を理解しておこう。また、HSA(医療費積立て)の利用により節税が可能だ。

ドクター受診

 保険に加入したらプライマリーケア担当医を決めておく。節約できるのはネットワーク内なので、保険会社のウェブサイトでチェックしよう。ネットワーク外でも受診は可能だが、自己負担額が増す。初診時には書類の記入があるので少し早めに病院に到着すること。ナースの予診、血圧や体温の測定の後にドクターが診察し、検査や処方薬があれば説明がある。帰りに受付で再診の有無、検査結果の受け取り方などを確認しておこう。

 一方、テレヘルスと呼ばれるオンライン診療を利用すれば、遠隔地のドクターの診療を受けることも可能だ。通院の時間が取れない時などにとても便利。

検査

 簡易検査はオフィス内で行うが、X線検査や血液検査は一般に外の施設で行なわれる。検査オーダー用紙を受け取り、該当施設へ移動する。コロナウイルス蔓延の状況で、血液検査などは事前の予約が必要となる(オンラインでも可能)。単純X線は予約なしで行えるが、超音波検査やマンモグラムなどは予約が必要だ。CTやMRIなどは事前に保険会社の承諾が必要で、日本ほど容易には受けられないことを覚えておこう。検査の自己負担額は、保険の契約内容により異なる。

 処方箋は市内の薬局へ持って行き、「Pharmacy」のカウンターに保険証と一緒に提出する。Copayを支払い、薬を受け取り、飲み方や副作用について薬剤師に説明してもらう。もし薬を内服しても症状が改善しない時や副作用が疑われる場合は、ドクターに連絡し指示を仰ごう。利用可能な薬のリストは保険により異なる。アメリカの処方薬は高額なので、無保険の人は処方薬のディスカウントカードを利用する。また、市販薬でもいろいろな症状に対応できる。急病時に備え、鎮痛解熱剤や風邪薬、胃薬などよく使うと思われる市販薬を手元に置いておくと良い。

 なお、医師オフィスや病院、検査施設、薬局などはすべて別会計だ。自己負担が発生した場合、後日それぞれの施設から請求書が送られてくるうえ、同じ病院から複数の請求書が来ることもある。保険会社からのEOB(給付説明書)で請求内容を確認しよう。

急病時の対応

 急に具合が悪くなったら、平日オフィス時間内であれば担当医に連絡して対応を仰ぐ。夜間や週末の急病時にはUrgent Careが便利だ。予め最寄りの施設を決めておこう。命に関わる病気が疑われる場合には迷わずERを受診すること。救急車が必要であれば911に電話する。

病気の予防

 成人病の予防のため、健康的な食生活と定期的な運動を心掛けよう。ベイエリアでは特に乾燥肌、ドライアイ、紫外線などに注意したい。病気の早期発見のため、人間ドックや健康診断(Physical exam)を積極的に受けることも大切だ。マンモグラムは40歳から。大腸癌、前立腺癌検診は50歳から受けることが推奨される。予防接種はその適応を十分に考慮した上で積極的に受けよう。

情報提供:こばやしクリニック
www.kobayashi-naika.com

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