ローカルニュース毎日配信!

クレジットヒストリーとクレジットスコア

2023.05.03

配信

アメリカでは、車の購入や家の購入時など各種ローンを組む際、家を借りる、車をリースする際、そしてクレジットカードを申し込む際も、クレジットヒストリーとそれから計算されるクレジットスコアが参照される。クレジットスコアが高いほど、より条件の良い金利(レート)でローンを組むことができ、スコアが低いとレートが悪くなってしまうなど、生活に影響を及ぼすものでもあるので、注意が必要だ。

クレジットヒストリー  


クレジットヒストリーは、クレジットレポートとも呼ばれ、簡単に言うとクレジットについての履歴がまとめられているものになる。どのようなローンを組んでいるか、返済状況、クレジットカードの所持状況などについて、細かな報告がされている。過去のローンやクレジットカードもリストされており、完済したもの、口座が返済になったものなどについて履歴が報告されている。当然のことだが、渡米してきたばかりの人はクレジットヒストリーが無いために、クレジットカードが作れないなど苦労することも多い。クレジットの実績を作るためには、まず最初に「セキュアード・クレジットカード」と呼ばれる、預金口座とリンクしたクレジットカードを作り、実績作りを始めると良いと言われている。  

日本から来る人の中には、借金をすることやクレジットカードを使うことへの抵抗がある人もいるかもしれないが、先に述べた車の購入や住宅の賃貸契約の際、クレジットスコアの提出は必要不可欠で、より良いクレジットヒストリー作りが必要となる。

クレジットスコア  


クレジットスコアは、クレジットヒストリーの内容を、一定の計算モデルによって数値化したもののことを指す。各個人の信用度合を示すもので、各種ローン、リース、不動産賃貸の審査等には必要不可欠なものとなる。クレジットスコアの計算モデルはいくつかのバリエーションがあり、よく使われているものとして「FICOスコア」や「Vantageスコア」などがある。算出する会社によって若干違いはあるが、スコアは300点から850点となり、高得点であるほど信用度が高くなり、一般的に620点以下は「High Risk」とされる。これらのスコアは、Payment Record(クレジットカード、その他ローンの支払い状況)やPublic Record(公共料金等の支払い状況)、Employment Status(職歴)などをもとに算出されているので、クレジットカードや各種ローンの支払いが遅れるとスコアに悪影響を及ぼす。特に、過去12カ月以内に支払いの滞納や未納があると問題になる。また、クレジットカードでのUnpaid Balance(借金残額)が増加すると、スコアを引き下げる結果になるので、注意しておこう。  

また、支払いの滞納などの他に、新しいクレジットカードを申し込んだり、新しいローンを組んだ場合にも、クレジットスコアは変動することがある。さらに、クレジットレポートに誤った情報が記載される場合もある。自分の信用力を維持するためにも、また、自分を知るためにも、定期的にクレジットスコアの確認をすることが重要になる。

毎週更新中!

BaySpoスタッフブログ

この記事に関連する記事

一覧ページにもどる

share with ups!

新規会員登録

ベイエリアの求人・仕事情報・お知らせ・募集・不動産・個人売買情報はBaySpo!
無料で会員登録をすると、bayspo.comをもっと便利にお使いいただけます。

新規会員登録をする

サクッと読める!
BaySpoとeじゃんデジタル版をチェック!