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書道教室体験談

2023.05.03

配信

田中有規子先生が教える書道教室は、子どもから大人まで幅広い世代の生徒が書道に励むベイエリアでも数少ない教室だ。現在はフォスターシティーとパロアルトの教室で週3回1時間月4回の稽古を実施している(2月取材時)。書道は日本の伝統文化を学べ集中力も身につくことから、子どもに書道を学ばせたいという親も多い。現在、教室は田中先生が一人ひとりに直接細かく指導できるよう、また感染拡大にも十分配慮できるよう、最大4名までの時間制。中にはサンフランシスコから45分かけて通う生徒さんもいるという。この日は、昨年9月から教室に通う天野颯太(そうた)くんと有美佳(ゆみか)さん兄妹のレッスンを見学させてもらった。

身に着けた集中力はスポーツでも 


長男の颯太君はバスケットボールを、有美佳さんはバレエを、週一回の書道教室に加えて頑張っている。レッスン中は真剣な眼差しで先生の手本を観察しながら、ひとつひとつのアドバイスを吸収し一枚ごとに目を見張るような上達を見せていた。「二人とも向上心があって呑み込みが早いです」と、田中先生。「まだ授業の後半では集中力が切れることもあります」と、ゆみかさんは言うが、こうして書道を通して身に着けた向上心や集中力は彼らの上達の速さの根源となり、書道だけでなくスポーツにも繋がっているようだ。

アメリカでも日本の文化を忘れない 


天野さん一家は子ども達が幼少のころにクパチーノに住んでいたが、一度日本に帰国し、昨年の夏にベイエリアへ再渡米した。2人は日本で書道を始め、颯太くんは過去に入賞したこともあるという。アメリカに移った後も、ご両親の勧めもありすぐに書道を続けることを決めた。「今まで続けている書道を、環境が変わっても続けたかったです」と話す颯太くんは、大きく変わった環境にまだ慣れていないところもあるが、日々一生懸命に取り組んでいる。また教室では「書声会」の課題に取り組み、選ばれた清書が日本へ郵送され提出される。同会発行の雑誌には名前が掲載され、昇級や昇段試験、師範の資格へも挑戦することができる。そういったところでも、日本との繋がりを持ち続けられる。

「書は人なり」  


田中先生は、「書道を通して日本文化を知って欲しいのです。それは文字を書くだけでなく、始めに墨を擦る(磨る、スル)ところから始まります。擦り音によって心が落ち着き精神が集中し、無心に墨を擦る時間は瞑想のような効果もあり、稽古を始める前のスイッチに繋がるでしょう」と話す。また、教室では生徒さんたちが楽しく自ら積極的に書道に取り組む姿勢を引き出すことを意識しているという。そのために、先生が一番大切にしているのは生徒さんの「個性」だ。「書は人なり」という言葉にもあるように、作品は作者の人生を表す。「生徒さんの生まれ持った人格、積み重ねた人生は私には変えようがなく、そういった個性を生かし、作品へと引き出すために生徒さんに合ったお稽古の仕方をどうやって見つけていくのかを日々模索しています」と、田中先生は語ってくれた。

987 Cartier Ln., Foster City, CA 94404

650-245-7767

先生は「日本の心」を書道を通してベイエリアに30年以上紹介している書道家。筆の持ち方から漢詩まで幅広く、個人のレベルに合わせて学べる。また、日本に課題を郵送し、「書声会」からの批評、審査を受け、級、段、師範の資格も取る事ができる。

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