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コロナで変わる学校の「今」-サンフランシスコ日本語補習校

2022.03.31

配信

今回お話を聞いたのは・・・サンフランシスコ日本語補習校 土屋校長先生

 オミクロン株も収まり、政府のガイドラインも変わりつつある今。サンフランシスコ日本語補習校でも、現時点ではワクチン接種の方針などの見直し、検討を行っている最中とのこと。今回はあくまでも3月17日の時点での対策を聞いた。

Q 現状、どのようなクラスを、どのように実施していますか?


A 幼小部サンフランシスコ校、中高部サンフランシスコ校、幼小部サンノゼ校、中高部サンノゼ校の4校で、それぞれ異なった場所と授業形態で授業を行っています。昨年度までは4校共にオンラインによる授業でしたが、9月からは校舎の借用が可能になったところから、対面授業を実施していました。コロナ禍によるオンライン授業では、ZoomやGoogle Classroom等を活用し、生徒と生徒、生徒と先生を双方向で結んだ授業を展開することができました。このことにより、新学習指導要領が求める「主体的・対話的で深い学び」に迫ることができたと感じています。

 現在は校舎借用校の状況により、学校ごとに授業形態は異なりますが、双方向の授業の実践に取り組んでいます。

Q 学校でのマスク着用のルールは?


A 現時点では、屋内での授業では必ずマスクを着用するように指導しています。屋外では着用を推奨しています。マスクは、自分の健康を守ることと、周囲の人たちへの配慮から着用するという視点でとらえています。

 日本の教育の視点には、知・徳・体のバランスの取れた教育があり、体の健康教育の観点からは、自己の健康増進維持に努めることが求められています。他から指示されるのではなく、自己の判断で健康維持に努める人に育ってほしいという願いがあります。ですから、今後の感染症の状況に変化はあると思いますが、補習校としてはマスク着用については推奨していく考え方です。

Q 保護者や生徒からの反応は?


A 今回のコロナ対応について、生徒や保護者の多様な考え方を知る機会があり、今後もそれらを参考にしながら対応したいと考えています。

Q 今後の授業方針、方向性について教えてください。


 A 本校は対面授業により、子どもと先生が学び合い、高め合う学校です。この基本姿勢を基にして教育計画を編成しています。しかし、感染症の状況や校舎借用状況により、授業や学校行事などに変更が生じる場合もありますが、対面式授業を実施していく予定です。

サンフランシスコ日本語補習校
2019年に創立50周年を迎えた文科省認定の日本語補習校。政府派遣教員のもと、準公教育を実施している。在校生は約1400人。サンフランシスコ校、サンノゼ校にそれぞれ幼小部、中高部がある。
【電話】415-989-4535
【Eメール】office@sfjs.org
【ウェブサイト】www.sfjs.org

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