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学校に行きたい!- 三育学院サンタクララ校 -

2022.08.03

配信

三育学院サンタクララ校


  今年で40周年を迎える三育学院。1982年の創立当時、シリコンバレーの子供たちは、日本語を学ぶために毎週土曜日、スクールバスでサンフランシスコ補習校に通うほかなかった。「もっと近くに、週末は家族で過ごせるように平日に通える補習授業校を作ろう」と、同校の母体となるマウンテンビュー日本人セブンスデー・アドベンチスト教会の牧師の提案で、最初は1人の教師と4人の生徒から学校が始まった。  同校の生徒たちは、現地校の授業を終えた後に週2回登校する。現在は、午後3時45分から6時45分までの1日3時間の授業を開講。幼稚部で明るく元気で豊かな心を育てる保育を目指し、小学部では国語、算数、生活科(低学年)や理科、社会(中高学年)、中学部では国語、数学、理科、社会の教科書の内容を中心に、それぞれ年間79日間のカリキュラムで教えている。  「子供たちの幸せづくりのお手伝い」を目指し、聖書の勉強を通じた心の教育の他、教師らの子供たちへの接し方から、一人一人が神から愛されている尊い存在だということを伝えることを大切にしている。  日本人としてのアンデンティティーの確立に日本語習得の積み重ねが不可欠だと考えているため、生徒たちが帰国後の日本の授業についていくためだけでなく、丁寧な漢字の学習、辞書引きの習慣など、語彙(ごい)を増やす学習プログラムを通して確実に日本語を身に付けるよう指導を行なっている。  コロナ禍で対面授業が中止された際には、「どんなことをしても子供たちの日本語での学びを止めてはならない」と学校は決意を固めたという。まずは家で誰でも操作できる、録画授業の配信、そしてZoomを取り入れた遠隔授業も行なった。昨年度は、対面授業と遠隔授業のいずれかを選ぶことができるハイブリッド授業を実施し、今年からは全面一斉対面授業へと切り替えた。コロナ禍を通して明らかになったことは、学びを止めない方法は必ずあるということ、そして三育教育の真骨頂は、やはり対面授業にあるということだ。

教師・スタッフからのメッセージ
前川英樹校長



本校は、主要科目をしっかりとクラスという枠組みの中で、心の成長を重要視しながら、バランスよく学んでいく環境を子供たちに提供する三育(知育・徳育・体育)教育を行って40年になります。その中で、日本の学校のやり方をそのまま踏襲するだけの形の補習校から、日本語と英語という二足のわらじを履いて生活している子供たちの幸せのために手伝えることは何なのかを追求していく上で成長してきました。近い将来、自校舎で学べる環境を整えられる日が来たらと願っています。


【学校インフォ】三育学院サンタクララ校
【生徒数】約370人
【学年編成】幼稚園年長(5歳児)~中学3年生
【住所】4660 Eastus Dr., San Jose, CA 95129
【電話】 408-378-8190
【eメール】 info07@saniku.org
【ウェブサイト】www.saniku.org


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